新潟市東区のお宅に伺い重度のお風呂つまりを解決

新潟市東区は東の端が阿賀野川の河口に面し、一部に農地も残る住宅街メインのエリアです。新潟市中心部のベッドタウンとして機能している他、日本海沿岸には新潟空港もあり、空の玄関口としても重要です。
8月上旬の某日、酷暑に耐えつつ巡回している最中受付より急な依頼電話が掛かってきました。内容は一軒家のお風呂つまりで程度はかなり重度との事。長時間作業も想定しつつ営業車を飛ばし現地へと向かいました。
お客様のお宅は新潟空港に程近い住宅街にあり、築年数は20年以上。問題の浴室は床面・浴槽いずれの排水口からも溢れ気味との事で、点検すると排水溝の中から配管の奥深くまでびっしりと水垢や異物が溜まり、流路が殆ど無いという状態でした。状況から排水桝までしっかり洗浄を行う必要があると判断。お客様にその旨十分に説明し、了承の元覚悟を決め作業に取り掛かりました。
浴室側は養生してトラップを取り外し別途洗浄に回す一方、構造が複雑・繊細な排水溝部分はワイヤーブラシで丁寧に磨き、また汚れが酷く溜まった配水管には高圧洗浄機を挿入、手前から少しずつ破砕していきました。屋外にある排水桝の出口からは、ヘドロ状になった水垢や髪の毛の塊が続々と排出されてきます。1時間程してそれらが無くなった事を確認してから、今度は細部の洗浄と消臭、殺菌を兼ねて業務用の強力洗浄剤を投入。しばらく放置し十分溶解した頃合いを見計らい、纏めて流し去りました。
取り外したトラップやヘアキャッチャーは丁寧に清掃し取り付け。全ルートがクリアになった事をファイバースコープで確認し改めて排水すると、今度は勢い良く排水口に吸い込まれ流れる様になりました。水勢を強めても問題無し。トータルで3時間越えという大掛かりな作業となってしまいましたが、綺麗で快適な浴室が無事復活し、困っていたお客様の表情にもいつしか笑顔が浮かんでいました。
各種洗剤や髪の毛等、異物が日々大量に流れる風呂排水は常につまりリスクに晒されています。少しでもその兆候が現れたら高額出費を避ける為にも、独自に対処したりプロ業者に依頼したりする等早めの対応が必要です。