「お風呂で水漏れがしているので見てほしい」と修理依頼の電話があり、車に工具を積んで加茂市へ向かいました。
こちらは「越後のショウ・キョウト」と言われていて、市街地は落ち着いた風情で溢れています。
商店街は整備されたばかりで、古都のような美しい木造雁木（アーケード）を見れるのが楽しみな場所です。
お電話をされたのは加茂市のマンションにご家族と住んでいる50代の女性でした。
マンションは築15年のファミリータイプで、水漏れは1ヶ月ほど前から発生していたとのことでしたが、無理やりハンドルを硬くしめると止まっていたのでそのまま使っていたとのことでしたが、それが止まらなくなったので、修理の連絡をしたと仰っていました。
問題のやつはバスタブのすぐ横にある壁に付いているツーバルブのタイプでした。
左側(お湯)のハンドルのすぐ下からぽたぽたと漏れているのが目視で確認出来、下のタイルも濡れてました。
念のため右側(水)のバルブ周りも触ってみましたが、きれいに乾いていて問題ありませんでした。
水廻りの不具合の多くは、締め込みの緩んだナット類や、内部のパッキンまたはパーツの劣化が原因であると思われます。
止水栓を閉めて水を止め、工具でお湯の水栓を分解してはずしたところ、やはりパッキンが経年劣化していました。
また硬く蛇口を閉めた際に圧力でゴムがすり減って悪化してしまったことが判明しました。
パッキンを新しいものに取り替え、さらに内部部品の錆や汚れをブラシでこすって洗い流し、また元の手順で閉め直しました。
全体をタオルできれいに拭いて完全に乾かしてからバルブを両方開きます。
しばらく流して周りから水が漏れていないことを指で触って確認しました。
ご依頼主のお客様にも一緒に確認して頂き修理完了となりました。
20年近く使われていたということでしたので、通常より長く持った方だと思います。
一般的にはその半分が寿命ですね。
今後は、日ごろのお手入れの際に、不具合が分かれば、なるべく早めに対処いただけたらリーズナブルにまた快適にお過ごし頂けると思います。
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