島原市の住宅にて洗面つまりを解決

島原市は90年代の噴火が記憶に新しい雲仙岳の裾野に位置し、東に九十九島の多島海を望む風光明媚なエリアです。市内には島原城を始め史跡も多数あります。また水無川沿いには噴火災害を記録する遺構が点在しており、火山が生み出すパワーを迫力を持って伝えています。
6月上旬某日、午後のパトロールからそろそろ上がろうかというタイミングで受付からトラブルの解決依頼を受けました。お客様のお宅は営業車を10分程走らせた先の木造二階建て住宅。依頼内容は数か月前から断続的に続く不快な洗面つまりの改善でした。「兆候は2年程前からあり、ここ2カ月程で急に程度が悪化してしまった。排水が頻繁に溢れ出すだけでなく、嫌な臭いもするので快適に使える様にして欲しい」その様な要望を頂き、点検の上早速作業に取り掛かりました。
洗面台直下に位置するトラップ配管は塩ビ製でしたが、比較的古い型で洗浄用の蓋が付いておらず、そこからのアプローチは不可。ただ状態は良く漏れや破損等も無かった為、業務用のワイヤーブラシで丁寧につまりを除去し、洗浄液で仕上げる方法を採りました。
ヘアキャッチャーを外し開放した排水口から業務用のワイヤーブラシを挿入し、手前部分から内壁にこびり付いた異物の塊を除去していきます。挿入後早速抵抗感が強くなり、洗浄を開始。トラップ底の曲がり角を中心に異物の量が多く、半ば流路が塞がりかかっている部分もありましたが、何とか通過し1時間程後に無事貫通。その奥は若干の汚れのみだった為ワイヤーを抜き上げ、業務用のパイプ洗浄剤を流し入れ、残った異物や異臭を完全に除去しました。
10分程放置して水を流すと、配管内部は奥まですっかり綺麗になり、内部から漂って来る嫌な臭いも完全に消滅。常に傍にいて作業を見守っていたお客様も、仕上がりの素晴らしさに感動し、「再度トラブルがあったらまた解決を依頼したい」との有難い言葉も頂きました。
キッチンつまりは日頃からの予防が効果的です。定期的に市販の洗浄剤やブラシで洗うだけでも違いますから、手元に準備されておくと良いでしょう。