大村市の一軒家に伺いお風呂つまりを改善

大村市は長崎県大村湾の東岸に位置しており、県の空の玄関口・長崎空港が湾の沖合に浮かんでいます。市内は大村線や西九州新幹線が通る等交通利便性が良く、湾沿いの低地を中心に大規模なベッドタウンが発展しています。
桜の香りが心地良い4月上旬、事務所で待機中飛び込んで来たトラブル解決依頼は、重度のお風呂つまりという内容でした。お客様の住宅までは車で20分程の距離。築30年強の木造2階建て住宅にお住まいのご夫婦は、数年前から度々起こるお風呂つまりに悩まされており、時に床の排水口から大量の排水が溢れ、不衛生極まりない中入浴を済ませなければならない、との事でした。実際点検に入ると床のタイルは度重なる排水溢れで薄汚れ、ヘアキャッチャーやトラップは水垢のヌメリを大量に纏っています。加齢と共に力仕事が出来なくなり、お風呂掃除も思う様に出来なくなった中での依頼でした。異物は排水溝各所から配管の奥に至るまで蓄積しており、一部では流路が殆ど塞がった状態になってしまっています。月日が経ちガッチリ固着している部分も多く、高圧洗浄機を用い徹底的に破砕・貫通を図る事となりました。
排水口と出口に当たる汚水桝を開放し、高圧洗浄機の細いホースを挿入し手前部分から少しずつ破砕していきます。高圧水が内壁に当たる度に分厚く固着した異物が剥がれ落ち、汚水桝から流れ出てきます。1時間半以上掛けようやく排出が無くなり貫通が完了。汚水桝に溜まった異物も除去し綺麗にしたら、今度は業者しか扱えない強力な配管洗浄剤を投入、取り逃した異物や汚れを全て溶かし、異臭や雑菌と共に押し流しました。配管の状態が思ったよりも良く、水漏れ等のリスクを考えずスムーズに作業を進められたのが救いでした。
後片付けや排水口周りの清掃も含め、トータルで3時間を大幅に超える作業となってしまいましたが、結果排水ルートは全てクリアとなり、臭いも無く快適に使える様になりました。お客様も改善した風呂場を見て大変感激された様子。何かあったらまた来て欲しい・・・との依頼も頂き、こちらも嬉しくなりました。