須坂市での思いもよらぬ台所の水漏れ
今年はラニーニャもエルニーニョも連続している影響でその暑さといったら半端じゃないです…全国の水道屋で構築されたネットワークによると現場サイドではばったばったと人が倒れてしまい、中には暑いからという理由で竣工が遅れている案件もチラホラあるのだとか。
かくいう私が在籍する須坂市のチームにおいても一名熱中症で救急搬送されてしまいました。彼は普段から健康に気を使いその日も自宅で生成したスポーツ飲料水を魔法瓶に入れて常に水分補給をしながら作業に当たっていたのですが、その内容が屋外埋設管の破裂ということで日中はスコップを担いで一番暑い時間帯に穴掘りを続けてしまった事が原因で意識を失ってしまったということみたいです。
このように気を付けていたとしてもその日のコンディションによっては体調不良になってしまう事があるので気を付けたいですね。
さて、本日はそんな猛暑の続くこの地域にて台所の水漏れを直してきました。内容というと、マンション管理会社の方からの依頼で「弊社で管理している集合住宅の物件にて漏水が発生してしまったのとの報告を受けたので、至急向かってほしい」というものでした。
お電話をくださった担当の方も原因はよくわかっていないらしく、1Ｆにの入居者の方より天井から雨のように水が落ちてくると連絡が入ったそうです。
その日はすぐ隣の高山村にて午前中の作業を終えたあとだったのですぐさま急行し、先ずは状況の把握に努めました。
現場はこの辺りでは有名な宿泊施設のすぐ近くにあるマンション。
到着するとすぐに今回被害を受けた住人の方が案内してくださいました。
ぱっと見た瞬間にこのお部屋に問題が有るわけではなく、その上の階にて異常事態が発生している事がわかりましたのですぐ様直上の部屋に向かいました。
しかしながら平日の日中ということも有り、インターホンを鳴らしても誰もいない様子。
仕方がないのでその時は郵便ポストに書置きを残した上でそちらの水道の元栓を止めさせてもらい被害の悪化を防ぎました。
そんな事をしているうちにオーナー様より連絡が入り、2Ｆの入居者とアポイントが取れましたので夕方にまた再訪問をしてくださいとの事。
リスケジュールを行い後に控えていた現場を数件こなしてからその日の16時頃にまた伺いました。
住まわれていたのは男性の方で、どうやら先月お仕事の関係で越してきたばかりで、今回のトラブルの心辺りも全くなかった為オーナー様から電話をもらってから急いで帰ってきたというお話でした。
このような集合住宅の場合は普通の一軒家とは違いライフラインの緊急事態が発生してしまった際には場合により他の人に迷惑をかけてしまう事も珍しくない為、不安になってしまうのも無理はありません。ヒアリング中も手の震えを必死に抑えている様子を見て、すぐさま原因究明の為予め目星を付けて居た台所シンク下の給水管をチェックを行いました。
予感は的中、台所シングルレバー水栓につながっている二本のパイプの内向かって左側、お湯用の銅管の一部に腐食が見られ、そこから水が噴き出していた事が推測できました。
このようなケースだとパイプの途中を切断しガスバーナーなどで熱を加え専用の半田を溶かして結合させるのですが、スペース的にガス管や壁材と密接している箇所だったので火災の恐れがありました。
その為今回はナットを閉めて固定する方式のストレート接手を使い、安全に作業を終えました。
被害も想定していたほど悪くはなく、床の根太や捨て貼りも乾けば元通りになるレベルでしたので一階の天井だけ一部張り替えればよさそうです。
そちらに関しては管理会社様と契約をしている専門の内装屋さんが、後日対応にあたるという事でした。
何か損害賠償を請求されたらどうしようと怯えていたお客様も、自身に非がある内容ではなかった事がわかり肩の荷が下りたようで、途中からやわらかい面持ちへと変化していたのが伝わってきました。
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