洗面所の排水つまりの原因と処置
大町市にお住まいのお客様より、洗面所の水が流れなくなってしまったというご連絡をいただきました。
なんとなく最近流れが良くない気がする、具体的に言うと水を出しながら雑巾などを洗っているとすぐに水が溜まってしまうなと思っていたところ、ついにチョロチョロとした流れていかなくなってしまったそうです。おそらくつまりが発生しているということはわかるものの、どのように対処するのが正解なのか分からず連絡したとのことでした。
幸いスケジュールも問題ございませんでしたので、ご連絡後スムーズに現場へ向かうことにいたします。
しかしお客様のお家は大町市の中でも比較的住宅が多く込み入った道を進む必要があるエリアに建っていたため、少しだけ到着まで時間がかかってしまいました。
この遅れを挽回しようと、必要なお話を済ませた後すぐに作業を開始します。
ほぼ流れないというお客様のお話の通り、水かさは多少下がっているというものの、水自体は残っていました。
そこでまず、洗面所の排水つまりの原因として最も多いと行っても過言ではないS字トラップから拝見します。
S字トラップは折れ曲がっているためにつまりが発生しやすい箇所でもあるのです。
水が溢れても問題ないようにしっかりと対処をして、分解することにいたしました。
ちなみに今回のお客様はご夫婦と社会人の娘さんの三人で暮らされており、たまに県外に住んでいる息子さんご家族が遊びに来るとのことで6年ほど前にリフォームをしたとおっしゃっていました。お庭も広く、とてもきれいなお家だなと思いました。
分解してトラップ内を除いてみるとかなりの汚れが溜まっています。
汚れは石鹸カスや髪の毛などが主ですが、歯間ブラシも2本ほど出てきました。確認したところ以前旦那様がお掃除をされた際に誤ってご夫婦が使用している歯間ブラシ2本を排水口に落としてしまったそうなのですが、これくらい大丈夫だろうと思って放置してしまったのだそうです。
確かに一本一本は細く小さなものですが、それが芯となっていろいろなゴミや汚れが絡まって大きくなり、つまりのものととなることも少なくありません。
幸い今回はS字トラップ内で起こったつまりだったためすぐに対処できましたが、もしこれがもっと奥だった場合には大掛かりな修理が必要となるため、くれぐれもご注意くださいとアドバイスをさせていただきました。
お客様はしっかり注意するとおっしゃりつつこんなに早く直してて本当に良かったと安堵の表情を浮かべていたため、すぐに対処できてよかったなと思いました。
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