長野県岡谷市にて洗面所の水漏れの修理作業
平日の午後2時すぎに長野県岡谷市にお住いの70代の女性から「洗面所の下の収納から水漏れしている」というお電話があり、すぐにお聞きした住所に向かいました。
お住いは、近くの学校から子供の声がかすかに聞こえる住宅街の2階建ての一軒家でした。
近くには養蚕業の資料館で有名な「シルクファクトおかや」もありました。
家は昭和のころを思わせる懐かしい外観で、中に入ったところに呼び鈴があったので、伸縮門扉を開けさせていただき、手入れの行き届いた庭を横目に3メートルほど進みチャイムを押しました。
そうすると、先ほど電話でお聞きした柔らかい口調のご婦人が「はーい、今開けますからね」と言って引き戸を開けてくださいました。
先ほどは少し焦ったような雰囲気もありましたが、今は落ち着いた様子でした。
洗面所の水漏れの様子を聞いたところ「買い物から帰ってきて、歯磨き粉や洗剤を洗面所の下に収納してから手を洗ったりしていると、水がすぐ下の床に流れてきて本当にびっくりして」と不安げな表情になって説明してくださいました。
水漏れはお客様たちにとっては非日常的なことなので、本当にびっくりしたのだと思います。
「そうですよね。びっくしますよね」と答えると、「だけど、蛇口をしめて雑巾で拭いてバケツに絞ったりしていると、すぐに水漏れがおさまったから、それから洗面所は使わないでおいたの」と今度は少し誇らし気な表情で説明してくださいました。
お話を伺うと、収納棚に洗剤などを置いたときにもともと緩んでいたナットなどが外れたのではないかと思いました。
水漏れが起きた洗面所に案内してもらうと、丁寧に拭かれた後のようで収納棚のまわりの木の台の部分が濡れていることを除けば、何もなかったかのようにきれいでした。
収納棚を開けて確認してみるとナットが緩んでおり、その接合部から水がもれることを確認しました。
そのことをお伝えすると、膝をついてその部分をご覧になっていました。
洗面所も30年以上は経過しているとのことだったので、髪の毛や洗剤カスのつまりやパッキンの劣化がないかも確認すると、どちらも確認できたので「つまりの除去」と「パッキンの交換」もご提案しました。
「せっかくだからお願いします」と許可をいただいてから修理作業を行いました。
蛇口から水を流しても水漏れが起きないことを確認すると、ご婦人もホッとした様子で「これで洗面所はもう安心ね」と仰られたので、「そうですね」と笑顔で答えました。
もうすぐ学校からお孫さんが帰ってくるらしく「それまでに復旧できて良かった」と笑顔でお礼していただき嬉しくなりました。
息子さん夫婦は共働きで、日中は庭の手入れや家事を一人でしているそうです。
庭の植物の名前を教えていただいたり少しお話をしてから、子供の声が聞こえる明るい住宅街を通って温かい気持ちで帰社しました。
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