洗濯排水つまりの修理事例
今回は宮崎県延岡市の方より「今朝から洗濯排水がつまってしまった。明日から雨が続いてしまうから、なんとしても今日中に対処してほしい」とお電話がありました。
どうやら排水ホースを繋いでいる先にある排水溝が詰まってしまい脱水プロセス時にエラー音がピーピー鳴り響いている様子でした。びしょ濡れの衣類がそのまま脱水できないので干すこともできず大変お困りのご様子です。
私がこの仕事をするようになる前に妻が同様の状態になった際、とても困った様子だったことを思い出しました。
間違いなく非常事態です。
急いで現場に向かい到着すると、奥様が待ちわびていたご様子で玄関先でお出迎えてくださいました。
挨拶を済ませ早速現場をみさせていただくと、洗濯パンの外にまでオーバーフローしているとかそういった症状ではなかったのですが、機器の電光パネルには確かにエラー表記がなされていました。
キッチンなどの排水でしたらパイプのクリーナー溶液を流して詰まりをおこさないようにするためのケアもできるのですが、洗濯排水の場合は、重い洗濯機を動かさないとそれ自体できないという問題があります。
その結果日常的なメンテナンスが難しい為そのままにしているご家庭がほとんどなのですね。
そうこうしているうちに蓄積された汚れが原因で洗濯排水につまりが発生してしまい脱水時に警告音が鳴って初めて気づくことになるわけです。
まずは本体に備わっている糸くずキャッチャーの下に大き目なバケツと桶を置き、コックを開けて内部に保留されている水を全て排出させます。
この時いきなり開けてしまうと周囲が水浸しになってしまう恐れがありますので慎重に行います。
そしてある程度本体が軽くなったところで本体を手前にずらして作業スペースを確保します。
排水トラップを外してから中をキレイに掃除し、同時に回転式のワイヤーブラシで効率よく内部の油脂等の固まりを取り除いていくと、かなりの量の糸くずと埃のドロドロが取れました。
それを除去したあとも念のために排水溝の洗浄薬剤を流して排水管全部に薬剤を行き渡らせます。最後にお湯をたっぷり流すことによって排水溝は綺麗さっぱりと汚れを落とし修理は完了となりました。
良くなった流れを見て奥様も「これで明日も清潔な衣服を着ることができます、ありがとう」とおっしゃってくださいました。
排水のつまりをなるべく予防するためにも、3ヶ月に一度程度の排水溝の薬剤ケアを習慣にしておくと良いですね。
※画像をクリックすると大きい画像でご覧いただけます。
[記事一覧を見る]