えびの市の住宅に急行し洗面つまりを改善

えびの市は九州有数の火山・霧島山系の北に位置しており、火山特有のなだらかな高原地帯が広がります。市の中心にはえびの高原線が東西に伸び、その沿線を中心に中心街や住宅街、農地が発展しています。火山の恵みでもある温泉も大変充実しており、観光客も多数訪れます。
秋風が冷感を増し冬の訪れを感じさせる11月下旬、夕闇迫る中営業車を走らせている最中、受付より急にトラブル解決の依頼が入ってきました。市内東部の一軒家に住むお客様は数か月前から続く洗面つまりに悩まされている模様。自力での解決方法が分からないとの事で、早速準備を整え現場へと急行しました。
到着したお宅は築15年程の2階建て住宅。親子4人で暮らしているお客様は洗面台の利用頻度が極めて高く、つまりと共に生臭い異臭にも悩んでおられました。お宅に上がり2階の洗面所に入ると確かに嫌な臭いが漂ってきます。洗面台の排水口はうっすら汚れ、キャッチャーを外すと配管の内壁は水垢やシャンプー汚れ、髪の毛等の異物が厚く溜まり、明らかに流路が狭まっています。トラップの洗浄口を開け更に奥を確認したところ、幸いにもそれ以降は汚れの付着のみという状態でしたので、業務用ワイヤーブラシと洗浄剤を用いて異物除去と洗浄、消臭を行いました。
洗面台が古いとトラップが金属製で洗浄口が設けられていないケースが多く、配管の取り外しを始め面倒な工程が増えてしまうのですが、今回は比較的新しい塩ビ製で洗浄口も確保されており、思ったよりも作業は楽に進み助かりました。
止水栓を締めて排水口や洗浄口を開放し、双方からワイヤーブラシでつまり箇所へとアプローチし異物を擦り落としていきます。一通り取り除き貫通したら元通りにして一旦異物を流し去り、仕上げに強力なパイプ洗浄剤を流し入れ、残った汚れの除去と消臭・殺菌を行います。作業は40分程で無事完了。止水栓を緩め排水を流すと、今度は大変スムーズに流れる様になりました。最後に洗面台周りを丁寧に掃除しお客様へ引き渡し。長らく悩まされてきたつまりと悪臭が一気に消え、快適さを取り戻した洗面台を前にして、お客様も大変喜んでおられました。