栗原市の戸建て住宅、浴室のつまりの修理

栗原市の住宅街のお宅より、「お風呂の水の流れが悪い。浴槽を排水すると排水口より水があふれて浴室の床に逆流しゆっくりと流れる」というお電話。早速、栗原市のお宅へ向かいます。
栗原市は新幹線の駅や高速のインターはあるが、在来線の駅は市の東側にしかありません。かつてはくりはら田園鉄道が走っていましたが廃止されてしまいました。
この町は東日本大震災だけではなく、その3年前にも岩手・宮城内陸地震で大きな被害を被ったまちです。
そんな栗原市の真新しい住宅街の一角にご依頼者様の築浅の2階建戸建て住宅がありました。
周辺も築年数があまり経っていない住宅が多いので、岩手・宮城内陸地震や東日本大震災で大きな被害を受けた地域なのかもしれません。
呼び鈴をおして来訪を告げると、奥様が対応に出てこられました。
お話を聞くと、1階の浴室は建ったときより手を入れていないとのこと。築年数をきいても十数年とのこと。つまりの具合をお聞きしながら浴室を拝見しました。
試しにシャワーの水を流してみると、詰まっているというより流れが悪いという印象。詳しくお聞きすると、流れが悪い状態は暫く前からで特に気にしていなかったが、最近、特に悪くなったような気がするとのこと。さらに、先日は浴槽を排水するときに流れが悪いからか、床の排水口から逆流して浴室床まであふれてきたとのこです。
排水管の状態を確認します。こちらの排水システムは、浴槽の排水口の水がは浴室床の排水口へ流れており、合流して庭にある排水桝へ流れています。
排水管に石鹸カスや毛髪類が詰まると排水が妨げられ流れが悪くなることが考えられます。また、固形物を誤って流して詰まらせる場合もあります。ただ、こちらのお宅の場合、排水口から屋外の排水桝までの距離がないので、排水桝の状態を確認します。
結論から書くと、つまりの原因は排水桝にゴミや土砂が溜まって流れが非常に悪い状態になっていました。排水桝を清掃したので詰まりの修理は完了しました。
排水桝は通常、蓋やカバーがしてあり、ゴミなどが入らないようになっています。こちらのお宅はこの蓋がなく、雨が降れば雨水とともに泥やゴミなどが流れ込む状態になっていました。さらに、蓋がないため動物が入り込んでしまうこもあります。ホームセンターなんかでも蓋は売っていますので設置するようにお伝えして作業は終了しました。