東北有数の景勝地・三陸海岸沿いに位置する気仙沼市は、沖合に好漁場が広がっており漁業が盛んです。また特産品でもあるサメ専門の博物館・気仙沼シャークミュージアムを始め人気スポットも各所にあります。市街地は気仙沼湾沿岸や平野部を中心に発展しており、私達もそれらを拠点に日々巡回しお客様のご要望に応えています。
サンマ漁が活気を帯び始めた10月上旬、市内を巡回中受付より依頼電話を受けました。お客様は少々慌てた様子で、「トイレがいきなりつまり、水が溢れてしまったので早く修理して欲しい」との事。営業車を10分程走らせ古い木造2階建て住宅に到着すると、玄関の外から奥様に迎えて頂きました。
家族構成は老夫婦2人。詳しく事情を伺うと、「問題のトイレは1年以上前からつまりの兆候があり、その都度ラバーカップ等で解消出来ていたものの、夏場辺りから一層程度酷くなり、今日になってついに流れなくなってしまった」との事。ご主人共々トイレットペーパーを多く使用するそうで、長年の使用で水垢が溜まり、次第に紙がつまり易い条件になってしまった事が窺えます。実際点検すると流れは大変悪く、内部をファイバースコープで見ると、便器の排水溝だけでなくその先の配管まで及んでいる事が分かりました。幸い経年劣化は殆ど無く水漏れリスクは少ないと判断出来た為、強力な業務用ローポンプを用い効率良く破砕・貫通を図ってゆく事となりました。
業務用ローポンプは、市販のラバーカップや真空ポンプよりも更に強力な吸引・加圧が行える上に、水位によらず使用出来るのもメリットです。ただ今回は内壁に固着していた水垢の量も多く、貫通後にパイプ洗浄剤を用い溶かし去る2段構えで作業を実施しました。
20分程レバーを押し引きすると抵抗感が無くなって水位が引き、トイレットペーパーや汚物がようやく貫通。一旦これらを押し流した後で、肌に直接触れない様注意しつつパイプクリーナーを投入し、数十分放置の後溜まった水垢を綺麗に流し去りました。便器やトイレ全体のクリーニングを含め作業は2時間近くに及びましたが、流路は全てクリアとなり、勢い良く吸い込まれてゆく排水を見てお客様も大変感激されていました。
トイレつまりは原因や程度、劣化具合等の条件によりベストな方法が変わってきます。簡単な方法で解決しない際は、無理せずプロ業者に相談するのがお勧めです。
施工日 | 2024年03月13日 |
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エリア/担当店舗 | 気仙沼市 |
症状 | トイレつまり |
お見積もり料金 | 7,000円 |
施工料金 | 7,000円 |
施工時間 | 1時間 |
使用年数 | 10年 |