角田市の住宅に急行しトイレの紙つまりを素早く解決

宮城県南部に位置する角田市は、市の中心を南北に流れる阿武隈川沿いに市街地や工業団地、住宅街が発展しています。最近は大手メーカーの工場進出が目立つ一方、豊かな土壌を活かした農業も盛んです。
4月某日の昼下がり、午前の仕事を終えひと息ついていたところ、急に携帯が鳴り出しました。受付によるとお客様は市北部の住宅街にお住まいで、急に発生したトイレつまりを解決して欲しいとの事。早速営業車を飛ばし現場へと急行しました。
のどかな農地を抜けて住宅街に入り到着したお宅はモダンなデザインの2階建て。築年数も大変新しく、お客様は夫婦2人で最近引っ越してきたとの事でした。中に案内され1階奥のトイレに入ると、傍にラバーカップが放置され、悪戦苦闘の様子を窺わせる汚れた便器が目に飛び込んできました。「掃除の際、トイレットペーパーやウェットペーパーを大量に流したところ突然流れなくなってしまい、自力ではどうしても解決出来ない」と困った様子。各部を点検し設備の劣化具合も考慮した結果、低圧ポンプを投入しても問題無しと判断。つまった部分に圧を掛け一気に破砕・押し流す旨伝え、了承を頂きました。
業務用低圧ポンプの力は市販のラバーカップや真空ポンプよりもはるかに強く、頑固な紙つまりも短時間で破砕・貫通可能です。便器の排水口に強く押し当て吸引・加圧を繰り返した結果10分程で破砕が進み、やがて溜まっていた水が抜けていきました。今回はトイレ自体新しく手入れ自体は行き届いていた為、追加の洗浄や消臭の必要は無しと判断。トータル30分程で作業を完了する事が出来ました。
成す術無く疲労困憊の様子が窺えたお客様も、すっかり元通りになり排水が抜ける便器を見て、ようやく安堵の表情が戻ってきました。最後に注意点やアドバイスを幾つか伝え、見送られつつ次の現場へと向かいました。
処理が面倒でついやってしまいがちなパターンですが、そうならない様、トイレ内に溶けない紙専用のゴミ箱を設置しておくのも一つの手です。