伊賀市内の住宅に急行し急なトイレつまりを解消

伊賀忍者発祥の地として有名な伊賀市は三重県北部の内陸に位置し、古くより交通の要所として栄えてきました。また松尾芭蕉生誕の地としても知られており、市内にはこれらを記念した関連施設が観光客に人気となっています。
酷暑が堪える8月上旬某日。午前中の担当エリア巡回中、市内に住むお客様から急なトラブル解決依頼がありました。営業車を南へ20分程飛ばし到着した現場は閑静な新興住宅街の中。洋風2階建て住宅は築10年弱と綺麗で新しく、玄関の外で待っておられた奥様に案内されトイレに到着すると、中は掃除中だった様で乱雑となっていました。
話を伺うと「トイレ掃除中、床を拭き汚れた専用ペーパーが溜まってしまい、捨てに行くのも面倒なので便器に流したところ突然つまってしまった。水溶性でない事は分かっていたが、柔らかくすれば大丈夫・・・と油断したのが失敗だった」と丁寧に原因を説明して頂きました。原因は不溶性の紙つまりという事がはっきりしたので、対応や見積もりも立て易く助かりました。トイレの紙つまりに対しては幾つかの解決方法があります。今回は範囲が狭く紙質も強固だった為、ワイヤー型のパイプクリーナーにて丁寧に粉砕し押し流す方法を取りました。
このアイテムは大変柔軟な為、複雑な構造のトイレ排水にも対応出来、つまった箇所を的確に捉え解消出来ます。洋式便器の狭めの排水口に挿入すると、程なく紙に突き当たる強い感触がありました。力を入れ奥まで入れ先端部をじっくりストロークさせると、やがて柔らかくなると共に溜まっていた排水が抜け、下水へと流れ去ってゆくのが分かりました。完全に水が通るまで洗浄を行い、他のトラブルが無い事を確認の上作業は完了。トータル30分弱で解決を見る事が出来ました。自分の失敗という事もあり反省や不安の色を隠せなかったお客様も、最後には安堵の表情を取り戻され、こちらもようやく安心出来ました。
トイレつまりにはトイレットペーパーの流し過ぎが原因のケースもよくあります。こちらは水溶性で紙質も柔らかく、配管に漏れ等のリスクが無ければ真空ポンプや低圧ポンプでの解決がベストとなります。