パッキン劣化による台所の水漏れを修理いたしました
「台所下が水浸しになっている」そう、少し慌てた様子でご連絡がありました。お客様は三重にお住まいの女性の方です。
一度落ち着いていただき、詳しくヒアリングしてみることにいたしました。なんでも今朝シンク下の収納から醤油を出して詰め替えようと思ったところ、水漏れが発生していたとのことです。現在旦那様と二人暮らしだそうですがそんな旦那さまはお仕事で不在、独立して一人暮らしをしているお子様二人も仕事だろうし頼る人がいないとのことで、プロである我々に助けを求めてくださったそうでした。台所の水漏れは放っておくとカビや腐食などの二次被害を招いてしまう恐れもありますから、お客様の御都合を確認し、すぐに車を走らせることにいたしました。
現場へ到着後、早速水漏れ箇所を確認します。シンク下収納からは荷物が綺麗に撤去されており、とても作業がしやすい状態となっていました。片付けるついでに水たまりも拭いたとのことですが、かなりの水の量だったので心配してしまったというお話も伺いました。見たところその後再び水漏れが起きている様子はありませんので、排水管や排水トラップなどのトラブルと考えていいでしょう。
そこでまずはナットを締めてみることにします。ナットが緩んでいることで水漏れが発生してしまうことがあるのです。しかしそれでは効果がなかったため、排水口周りのパッキンが劣化しているのではないかと推測いたしました。築20年以上とのことですので、パッキンが劣化していてもなんら不思議はなありません。
そこで念の為元栓から閉めて台所下の配管類をくまなくチェックしてみると、シンクの排水口と排水トラップの二箇所のパッキンが劣化、変形しているのを発見いたしました。おそらくこの二箇所が水漏れの原因と見て間違いないでしょう。すぐに手持ちの荷物からこのお家に合うものを選び、新しいものに交換します。しっかりとナットを締めて元の状態に戻してから元栓を開け、最終チェックをして特に不具合は見られなかったので、お客様に確認していただき作業を完了することができました。
水回りの劣化はなかなか気づきづらいものですが、パッキンの寿命は概ね10年から15年ほどであるといわれています。台所以外の箇所にも不具合が出るかもしれないため、もしまた何かあればご連絡くださいとお伝えし、今回のお仕事を終了いたしました。
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