京都市右京区での屋外排水トラブル

京都市右京区での屋外の排水のつまりトラブルについてのご相談です。
町屋が並ぶエリアにて一軒家をお持ちの男性からのご要望で一度プロの見解を聞いてみたいから、来てくださいとのことでした。早速伺うと歴史の感じる町屋にお住まいですが、ただ住居として使うのではなく一部が保存されており一般人や観光客からの見学も可能ということでした。また、建物そのものも先祖の代から受け継いできているという事情があり、非常に大切に管理されていることが伺える物件でした。屋外排水の方もわりと丁寧に扱われているようですが、一部につまりがあるとのこと。ただ、50年やそこらのものではないために構造もどのようになっているのか家主さえ不明というお話でした。代が変わってしまうと不明だとのことでした。早速拝見すると、やはりわからないことが多くありました。つまりの原因は古さと構造上の問題があるようでしたが、一旦壊してしまう方が早いと言うことはお伝えしたものの、歴史物にために壊すことは考えられないとのお話でした。それもそのはずと納得し、家主さんの希望に叶う対応を考えたものの、レアなケースのため家主さんの方から一旦考えてみるとのことで終了しました。ここまでの所要時間は予想外にも1時間程度かかりました。歴史建造物ということもあり、見学も話も時間を要していたのです。このようなケースですが、昔の職人さんが施した設備の対応は同じく地元の職人さんに依頼するということが一手段としてあります。たとえば、古民具を扱う職人さんなどが存在していればそちらへ相談してもらうなどの対応をしています。京都の場合にはこうした物件が多々あります。いずれも家主さんの意向は、そのままの状態で使えるようにしたい、ということが多いです。これは割と難しく特殊な知識や技術をも必要としますので、家主さんと良く相談して協力できることはしてゆきたいということをお話しして終わりました。