京都市南区内の住宅に伺いキッチンつまりを改善

雄大な桂川沿いに広がる京都市南区は、五重塔で有名な東寺を始め有名社寺や史跡が豊富です。一方平野部には大規模な住宅街や商業施設も発展しており、京都直近のベッドタウンとしても機能しています。お客様から急なトラブル解決の依頼が入ったのは夏真っ盛りの8月上旬。内容は「滞りがちなキッチンつまりと時折起こる悪臭を改善したい・・・」というものでした。
午前中に依頼を受け築10年弱の新しい2階建住宅に到着すると、玄関口から若い奥様が応対。「新築以降忙しい時期が続き、中々配管洗浄の機会を作れなかった」というキッチンは、設備こそ新しいもののトラップから下は滑って汚れ、水垢等の異物が厚く固着した内壁は排水管の奥深くまで続いていました。軽度のつまりであれば業務用のパイプ洗浄剤で一気にクリアに出来ます。今回のお客様も最初はそれで大丈夫だろうという見通しでしたが、実際点検してみると状態は想像以上に深刻でした。上記の方法では異物の取り残しも発生しそうだった為、多少時間は掛かってもワイヤーブラシによる徹底した除去も行った方が良いとアドバイス。見積りに了承して頂きました。
シンク下の戸棚を一旦空にし作業し易い状態にします。次にS字に曲がったトラップと呼ばれる配管を取り外し、それらやその前後の内壁をワイヤーブラシで綺麗に磨いていきます。途中嫌な臭いがする水垢や異物がヘドロ状になって絡み付いてきますが、その都度丁寧に取り除き作業を進めた結果、1時間程で内壁を一通りクリアにする事が出来ました。パッキンを慎重に調整しつつ配管を元通りに取り付けた後は、業務用の強力洗浄剤を内部に流し入れ、数十分放置。頃合いを見計らって強めに排水を流すと、悪臭と共に残りの異物も全て溶け流れ去っていきました。
最後にお客様と一緒に作業結果と仕上がりの確認。3時間近く掛かってしまいましたが、不快感だらけだったキッチンがすっかり快適となりお客様も大変満足されたご様子。「また何かトラブルがあれば診て欲しい」との嬉しい言葉も頂き、作業の疲れも吹き飛びました。