舞鶴市のお宅に急行し突然起きた洗面つまりを解決

京都府北部の若狭湾沿いに位置する舞鶴市は軍港都市として栄え、現在も海上自衛隊の基地が置かれる国防上大変重要なエリアです。市内には軍港都市ならではの史跡が多く、また肉じゃか発祥の地としても盛んにPRされているおかげか、最近は観光客の姿も増しています。
お客様より洗面つまり解消の依頼を受けたのは暑さが一気に増し始めた7月上旬。夕方受付より連絡を受け東舞鶴エリアのお宅に急行すると、玄関の外からご主人が案内して下さいました。問題の洗面所は2階の手前。戸棚には各種化粧品やヘアケアのアイテムが所狭しと並んでおり、聞くと「洗面台の掃除中誤って小物を落とし取れなくなってしまった。水を強く流すとつまって排水口から溢れてしまうので、何とか解決してくれないか」との事でした。
ヘアキャッチャーを外し内部を点検すると、異物の頭が少し見えましたが、強い排水により相当奥まで押し込まれガッチリ引っ掛かってしまっている模様。マジックハンドでの取り出しも考えたのですが、強引に行うと配管を傷付ける恐れもあった為、万全を期しトラップ部分を取り外しアプローチする事にしました。
洗面台下の戸棚を開けて荷物を取り出し、作業し易い状態にした後、ナットを緩めSトラップの部分を取り外します。何度か軽く叩いて嵌りを緩め接続部を逆さにすると、ようやく異物がこぼれ落ちてきました。内容は奥様が使っておられた化粧品の小瓶。幅は排水部の内径を少し下回る程度で、中に落ちたら最も面倒なアイテムに違いありませんでした。
他につまりや漏れ等の症状が無き事を確認の上、パッキン位置を調整しつつ慎重に配管を取り付け。止水栓を開放し蛇口を捻ると、今度は水流を強くしても支障無く流れてゆく様になりました。ちょっとした不注意からとんだ面倒を掛けてしまった・・・という様子でお客様も反省しきり。洗面台清掃の際は絶対ヘアキャッチャーを外さない事、また異物が中に入ってしまった際独力でも出来る取り出し法等をアドバイスし、現場を後にしました。