阿蘇市内の住宅に伺いトイレのつまりを解消

阿蘇市は国内最大級と言われる阿蘇カルデラの北半分を占めており、今もなお活発な活動を続ける中央火口丘や広大な裾野、温泉地を始め、火山ならではのダイナミックな地形や恩恵を楽しめる観光スポットが多数あります。
秋風が心地良さを増してくる10月中旬の某日、巡回先で休憩中突然トラブル解決の依頼が飛び込んできました。市内の住宅に住むお客様は夫婦2人暮らし。「帰宅直後トイレを使ったら突然排水がつまりを起こしてしまい、解決出来ずに困っている」とのSOSを頂き、急ぎ現場へと向かいました。比較的場所が近く、10分程で到着したのは築35年強の木造2階建て。玄関に出てきた奥様に更に詳しく伺うと「便意を催し何とか間に合ったものの、不幸にも手元にトイレットペーパーが全く無く、仕方なく便座洗浄用のウェットペーパーを使い纏めて流したらつまってしまった」という事でした。
水に溶けない紙をトイレットペーパー代わりに使いつまらせてしまうパターンは頻繁に見られます。今回は築年数が古く便器や配管もかなり劣化していた事、また症状が比較的重度だった事もあり、配管へのダメージを配慮しトーラー挿入による貫通を試みました。
トーラーは細いワイヤーの先端にブラシや特殊金具等のアタッチメントを取り付け、配管内壁に固着した異物を擦り落とせる様になっています。洋式便器の排水口から挿入すると10センチ程奥で強い抵抗感があり、そこから先は回転・ストロークを繰り返しつつ丁寧に異物を破砕していきます。10分程繰り返したところ抵抗感が消え貫通成功。同時に異音と共に水が抜け始め、便器の水位も次第に下がっていきました。完全に下がったのを見計らって排水を繰り返したところ、今度は問題無し。養生を片付けて周囲をクリーニングし作業は完了となりました。
40分程度という短時間で解決出来ひと安心。お客様もだいぶ満足された様子で、水回りに何かあったらまた診て欲しい・・・と、リピート利用も約束して頂きました。