流せる猫砂によるトイレのつまりを解消
トイレの便器の排水トラブルの解消のために神奈川県は中郡大磯町のお客さまのお宅へ向かいました。お宅は平屋の一軒立てでトイレは洋式のウォシュレットつき、10年ほど前に洋式にリフォームされたそうです。
夫婦二人暮らしで猫三匹を家族に迎えいれているとのことでした。
トイレつまりの原因を探るためにお客様から情報を聞いて調査し、診断していきます。
その結果、今回の原因は流せる猫砂を大量に流したことが主な要因であると仮定しました。また猫の吐瀉物を、流せるティッシュで拭いて大量に捨てているとのことでして、いくつかの要因が複合してつまりが発生したのだと結論を出したうえで、お客様に状況の説明を行い、作業内容の了承をとり、つまりの除去作業にとりかかります。
まずはトイレの便器内に排水しきれずに溜まってしまっている汚水を抜きます。
そのままスッポンや真空パイプクリーナーを使うと水が飛び散りますので電動ポンプで水を抜いて水位を下げます。
次に床に水が飛び散って汚れるのを防ぐために防水シートを敷き処置を行っていきます。
トイレの排水のつまりの8割は昔ながらのトイレの“スッポン”で解決することができるのですが、今回は普段から猫砂を流されているとの話でしたから、慢性的な蓄積も考慮して真空式パイプクリーナーを使って処置します。
アタッチメントで吸引部分をトイレ用に変更し、 トイレの排水口にしっかりと押し当てて密着したのを確認。
その後、筒部分をしっかりと持ちレバーを上下運動させていきます。
数回運動させると手応えが軽くなったのが確認できました。
見ていても凄い勢いで水が排水口から抜けていくのがわかりましたので、当面の排水のつまりは解消されました。
本来ならばここで作業は終わりになるのですが、トイレに慢性的に猫砂や吐瀉物、流せるシートなどを流したとの話でしたので次善、予防策として業務用の液体配水管洗浄薬を排水口に投入していきます。
いわゆる業務用は劇薬指定で、市販のものよりも約20倍の能力を発揮し、水に溶かした段階から強力な化学反応熱を放射し沸騰状態になります。
この溶液を流し入れ、化学反応を10分ほど待って数回すすぎ代わりに水を流せば完了です。
単純な工程ですが、効果は絶大。
特に流せる猫砂でも紙やおから製は蓄積するとバクテリアが繁殖しやすく、ドロドロのスライムを作ります。
つまりだけでなく悪臭の原因を断つという意味でも有用です。
中郡大磯町のお客さまご利用頂きありがとうございました。
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