洗面所の排水口トラブル
今回、神奈川県中郡二宮町にお住いのお客様のお宅に洗面所の排水つまりの修理にお伺いしました。普段の手洗いや洗顔の際に水が流れにくくなっているとの相談を受けました。実際お客様宅の洗面所を見てみますと、使用中の水の流れが悪く、少しずつ水が溜まってくるといった現象が見られました。
一般的に洗面所の排水溝がつまる原因は、髪の毛であると言われています。洗面所で朝シャンをされる方もおりますし、化粧台の前で髪を乾かすという方もいると思われます。人は1日に自然と100本程度の髪の毛が抜けます。これは、季節に関係なく起こることです。もちろん、抜け毛は普段生活している間に自然と抜け落ちたりしますが、洗髪をした時とドライヤーをした時に最も抜けるのです。シャンプーのときは水の力で抜けた毛が他の髪の毛とくっついて落ちないことが多いので、髪を乾かした後、洗面台の上に髪の毛が何本も落ちているのを見かけると思います。 髪の毛が排水金具などにつまる可能性が御座います。さらに居住者が複数人いる場合は、2倍、3倍と流れる髪の毛の量が増え、それに伴いつまりのリスクは増えていきます。そして、ぬめりや水垢も排水溝をつまらせる原因の一つです。前述した髪の毛と絡み合って、さらなる汚れを集めてしまいます。こうした原因でのつまりは徐々に水の流れが悪くなりますが、固形物が排水溝の中に落ちてしまって詰まってしまうこともあり得ます。ネックレスなどの貴金属や、うっかり歯磨き粉のキャップを落としてしまうこともあるでしょう。その際は予兆なく水が流れなくなるので、判断は簡単です。
今回のお客様の場合は髪の毛がつまってしまったことが原因でした。排水溝の奥のほうまで髪の毛が流れ、そこへ堆積していたのです。そこで、業務用の吸引ポンプという機材で、配管内に圧力をかけて詰まりを除去する作業をしました。この作業により、汚れを押し出すことで水の流れを確保しました。お客様は石鹸や口内洗浄液を頻繁に使ってもいたようで、これらもつまりの原因になっていました。
つまりを防ぐには、定期的に髪の毛などの汚れを取り除き、石鹸や口内洗浄液を使用後に水を流すなど、日頃のケアが大切です。それでもつまりが起きてしまった時は、ぜひ相談ください。
※画像をクリックすると大きい画像でご覧いただけます。
[記事一覧を見る]
