先日、神奈川県平塚市にて水漏れの修理の依頼を引き受けました
相談内容は、便器内に水がちょろちょろと流れ出続けるというのと、ポコポコと音が出続けるので、修理・改善してほしいという依頼でした。
平塚市は、比較的集中豪雨や台風の影響を受けやすい地域で、降水料の変化もかなり大きく変動する地域です。私が依頼を受ける数日前はゲリラ的な大雨がありました。
この場合、状況によっては、汚水管に水が、短時間で満水になる場合があります。この時、水管のなかの空気がいっぱいになって押し出されるように、各世帯のトイレの流し穴に噴出して、ぽこぽこ音を立てて抜ける場合があります。
しかし、その場合は、他の排水管や近隣の世帯にも同じような現象がみられることがあることを説明し、近所の数件に聞いて回りましたが、どの家でもそういったことは無いとのことでしたので、あらためてトイレを点検することにしました。
トイレの給水を行ったり、水を便器に送り込むための様々な部品や装置が入り組むかたちで入っています。ここは、水漏れの症状が起こったときには、まず点検する場所ですが、音がでるときも、このタンク内を調べて対処する場合があります。
実際に、音を聞いていると、音は、このロータンクの中から聞こえてきました。
そこでどこに不具合があるのか、調べてみました。
通常水が流された時は、この浮きは本来は下に下がります。そして連結しているボールタップの止水弁が開き、タンク内に水が給水されていき、規定の量が貯まると、浮きの負圧で弁が戻されて止まります。点検したところ、止水弁が壊れているような症状がありませんでした。
原因は浮き玉でした。給水中に浮いている浮き球を持ち上げたところ、止水弁が開かなけらばならないのに、水が時折止まってしまっていました。
よくみると、浮き球の取り付け部分付近に、ヒビが入っていました。そのなかに水が入り、若干沈んだり浮上したりを繰り返していました。音はそこから出ていました。このような場合は、穴埋め作業代はかえって高価になるので、新しい浮きだまに取り替えて交換し、解決しました。
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