南アルプス市での台所の水漏れの出張修理
朝一番よりお電話での修理依頼がありました。場所はキッチンのシンクに使われているシングルレバー式混合栓で、水漏れしているとの事。ご連絡をくださったのは山梨県南アルプス市のお客様です。築12年の一戸建てのご自宅にお住いで、今までトイレの止水不良や洗濯排水の詰りは経験しているものの、今回のような出来事はこれが初めての経験だそうです。
水漏れはたいてい内部に組み込まれているパッキンの劣化が原因となっていることが多いのですが、昔ながらの単水栓なら単純な構造をしているので素人の方でも簡単にできることがほとんどです。
現にこちらのお客様もご主人様がパッキン交換をご自身でなさろうとしたそうです。しかし、いざ分解してみると昔ながらの物とは根本的に仕組みが違っており、お手上げ状態になってしまったというお話でした。
それもそのはずです、レバータイプの蛇口はお湯と水の仕分けだけではなく水量調整まで一括している水栓カートリッジという専用部品によってほぼ全ての機能を賄っているのです。これを正しい知識なしに無理に直そうとすると本体に傷をつけてしまったり、最悪のケース全取り換えをしないとならなくなることもあります。
お見積金額を算出し、ご納得いただいてから作業に取り掛かりました。中にはプラスチックや比較的柔らかいマテリアルが使われていることも少なくないので、それらに過度な負荷が加わらないよう慎重に分解していく必要があります。
外れ止め金具や各所ナット類を順番通りに取り外してゆくと中からは残留塩素や様々な不純物の影響で表面の色迄変わってしまう程劣化したカートリッジが出てきました。この状態で放置していたとしたらもっとひどい事になっていた事が予想できます。
こちらは新しいものに交換しました。そのほかの部品もじっくりと劣化や錆つき、ひび割れなどがないかを確認したのちに、元どおりに組み立てて行きました。今回の修理はそれほど複雑な内容ではありませんでしたので時間にして40分程度で作業は完了です。
水を勢いよく蛇口から出して見ると症状は完全に治まっていることが確認できました。基盤となるところは一通り新しくする形での対応となりましたので、これでまたしばらくは安心して使って頂けると思います。
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