鴨川市でトイレの水漏れ修理
鴨川市の戸建て住宅にお住いのお客様から、「トイレの水漏れが気になっているけど、自分では直せないので困っている」とのご相談がありました。ご利用のものは、80年代ころに販売されていた古いタイプということでした。
水を流した後しばらく経過してもどこかしらから『スーッ』というような音が鳴っていると仰っていたので、タンク内の部品近辺で不具合が生じていると考えられました。不具合の状態によっては、軽微な作業では済まない場合もあることを説明し、お客様のご自宅へ直行。
到着し、早速上部の蓋を開けてみると、水がチョロチョロといつまでも止まらない状態でした。それによりオバーフローの管から便器の方へも流れ込んでしまっている様子が伺えました。
先ずは断水をし、タンクに残っている水も全て抜いていきます。そして万が一濡れてしまっても大丈夫なように付近には養生とタオルを敷き詰めておきます。
次に、各所の袋ナット類を緩めていきボールタップを取り外していきます。通常この部分ごと新しくしてあげることが適切な処置となりますが、なるべく費用を抑えて対処してほしいとのご要望でしたので、今回もっとミクロな個所まで探る為分解していきます。
浮き球の軸を固定しているつまみを慎重に回し、ピストンバルブの上面に付いているパッキンを取り外します。案の定、傷んでボロボロになっていました。水垢も付着して汚れていたので、ブラシと紙ヤスリを使ってきれいにします。表面を軽く擦るだけで、浮き出たサビも取れてピカピカになりました。
持参した専用のパッキンを向きを間違えないよう切り欠き通りにはめ込んだら、元の通り逆の手順を辿って戻していきます。交換作業が終わったら、止水栓を開けてタンクに水を溜め、直ったことを確認。
かなりガタがきていたので多少心配していましたが、問題なく竣工できてよかったです。しかし、仮にこれでも直せなかった場合にはやはりボールタップ事態を変えなくてはなりません。
トイレや壁内などの分かりにくい箇所で発生する水漏れは、知らないうちに進行してゆきやがて高額な水道料金の請求と共に判明することも少なくありません。そんなことを未然に防ぐ為にも、大体15年程使ったら一度オーバーホールしてあげることも大切です。
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