足柄下郡真鶴町のご家庭で風呂場の水漏れ修理を行いました
今回は神奈川県足柄下郡真鶴町まで浴室水漏れの修理に行って参りました。
お電話をくださったのは普段民宿を営んでおられるご主人。
どうやら貸し部屋の浴室でトラブル発生とのことで、その日は丁度予約客もいないということでしたのですぐさま伺う事となりました。
建物は海沿いよりやや高台に登ったところに位置しており、古民家を改装して作られた様子はとても穏やかで、お部屋の窓からは普段観光客で賑わう港が一望できます。
早速到着し現場を拝見させていただくと、昔ながらの建造物でバスルームに銭湯等でよく見かけるシャワー水栓が取り付けられていました。
現状はカランが止まらず勢いよく出続けるといった調子です。
ご主人のお話によると、どうやらこちらはただの水道水ではなく、源泉を途中で加熱し、地下にある巨大なポンプで各お部屋まで汲み上げて供給しているということです。
その為か通常の物より結晶化した成分が本体の溝部分などに沢山溜まっていました。
恐らくはそれも要因の一つとなっているかもしれませんので、一先ず内部を分解し、詳しい原因を探ってみることにしました。
すると、予想していたと通り給水フラッシュの弁には黄土色の鍾乳洞のような塊が蓄積しており、正常なピストン運動を阻害していました。
本来であればこのバルブ部分を新しいものに交換して対応するのですが、こちらのお部屋は近いうちに倉庫として使う予定らしく、その際に浴室も取り壊すということで応急的な処置をしてほしいとのご要望です。
幸いなことに各部品には錆びや欠けといった致命的なダメージはなく、付着してしまった異物を丁寧に削り取り、滑性をよくする為仕上げにグリスアップをすることによってキチンと止水してくれました。
細かい部品一つ一つの構造や役割を知っておくことで、このように裏技的な対処をすることができますが、お客様にはあくまで応急処置であることをお伝えしてその場を後にしました。
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