洗面水漏れは早期の発見が大事です。
滋賀県の大津市にお住まいの主婦の方より洗面台の下に水たまりができているとのご連絡を頂き、お自宅に出張させて頂きました。そこはご立派な一軒家で大所帯といった感じで、玄関にはサイズの違う靴が幾つかありました。
早速、問題がおきたところへ案内してもらいました。洗面台は1階のお風呂場の横にありました。ボウル下収納の扉を開くと湿った嫌な臭いがしました。水はふき取ったとのことでしたが、新たに湿ったような形跡がありました。
洗面所の横には大量の洗濯洗剤や歯磨き粉の在庫やシャンプーリンスの予備が何種類も、固めて放置されていました。(多分、大所帯のご家族各々で使う種類が違うのでしょう。)これら全てが洗面台の下に収納されていたとのことでした。
たくさんの物が障害物になり、水漏れの発見が少しだけ遅れたせいか使われているの木材に痛みが出ていましたが、下の床まで浸透している感じはなく表面の傷みで収まっていました。(たまたま、タイミングよくシャンプーを新しいのに変えようと扉を開けた時に水漏れに気づいたそうです。)
まずは、下に養生用のシートを張り、水漏れの箇所を特定する作業に入りました。排水パイプのつなぎ目あたりからちょろちょろと水が漏れていました。一度排水パイプを分解して中のパッキンを新しいものに変える必要があります。
実際に排水パイプをばらす前に、汚水やヘドロを受けるために大きなバケツなどを用意してから行います。とにかくお家を汚さないように細心の注意をしながら作業を行わせて頂きました。
いろいろなサイズのパッキンをご用意していますので、その中から適合するものを選び、交換しました。修理方法としてはオーソドックスなものでしたが、手遅れにならない内に水漏れに気が付いて頂けたので、パッキンの交換だけで済みました。さらに発見が遅くなっていたら、もしかしたら洗面台の木が腐り、下の床まで傷んでいたかもしれません。
物を入れても、あまり出番のないシャンプーの在庫ではなく毎日使うような物にして、頻繁に扉を開ける習慣があった方が水漏れも早期に発見できますよ。
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