2世帯住宅の台所水漏れを修理しました
最近ではご高齢になられたご両親のケアの為に、もともと有ったお家を二階建てに増改築し、2世帯で住まわれるご家庭も少なくはありません。
そんな核家族化が進んでいる現代の日本ですが、それにより起こるようになった水のトラブルもあるのです。
お客様は埼玉県久喜市にお住いの50代の男性の方で、現在は奥様、中学生のお子さん、ご両親の5人で暮らしているとの事です。
排水漏れということでお電話をいただいたのですが、詳しく内容をお聞きすると、どうやら2年前に増築した際に新たに設置したシステムキッチンの下から水漏れしているらしく、奥様が夕食の炊事の為に2Fで流しを使うとご両親の寝室でもある1Fの天井より多量に水が垂れてくるというものでした。
ご主人はまだ使い始めて間もない箇所での異常だったので、改修工事業者へ苦情をしたのだが、そちらでの対応は冷ややかなもので、実際に調査しに来るでもなく、一方的に捲し立てられた後電話を切られてしまったそう。
後でインターネットで調べてわかったことは、その地域でも多所でブラックリストにされている問題業者だったことが判明。
事を荒立てるつもりもないし、それ以上にもう関わりたくないということで、仕方がなく弊社に連絡をいただいたという事です。
大変恐ろしい思いをしたのでしょう、実際にお電話でお話をさせていただいた際にもどこか元気のないご様子でした。
とにかく、少しでも安心していただくためにすぐさま調査に伺うこととなりました。
その日は丁度東北自動車道と一般道路の合流地点で渋滞が発生しており、冷や汗をかきましたが、何とかお約束させていただいた1時間以内に現場到着することができました。
ご挨拶を済ませ、早速二階のお台所に案内してもらいました。
まずは給水周りに問題が起きていないか確認する為に、取り付けられていた蛇口や、収納スペース内の接続箇所などを調べることに。
その過程で判明したのが、床下配管へ接続されている排水ホース付近の木材が脂っぽく汚れているという事です。
これはもしやと思い、周りに養生をしたうえでバケツに溜めた水をシンクへ流してみることに。
すると、どうでしょうしばらくしてから排水管より水が溢れ出てきたのです。
この症状は排水管の油詰まり特有の物で、特に上層階へ新設したキッチンなどではスペースの関係上勾配が上手く取れないことも少なくはなく、非常に起こりやすいのです。
直ぐに洗浄用のドレンクリーナーと呼ばれる電動ワイヤーを送り込み、修理していきます。
長年培ってきた技で、マガリ箇所をかわしつつメインターゲットを仕留めていきます。
しばらくガリガリと削ったところで、少量ずつ排水し細かく砕いた汚れを流していきます。
ある程度のところで見切りをつけ、次に大量の水を一気に流してみます。すると今度はゴッゴゴ―――という景気のいい音と共に水が引いてくれました。
旦那様には大変喜んでいただけましたが、比較的新しいところでの排水トラブルでしたので、今後は定期的に清掃を入れたほうがいいですよとアドバイスをさせていただきました。
※画像をクリックすると大きい画像でご覧いただけます。
[記事一覧を見る]
