台所の水漏れ(給水排水共)
大阪府の八尾市にお住いのお客様の家へ、台所蛇口の水漏れ修理に伺いました。
お電話をくださったのは奥様で、急な故障ではなく前々から気にはなっていたようで、本日時間が空いたため見に来てくれませんか、という事でした。
どうやら流しで洗い物をしていると、しばらくしてからシンクの天板がビショビショになってしまうとの事。
具体的な個所までは特定できていないというお話でしたので、今回は漏水箇所の調査から始めていきます。
およそ30分ほど経過した後現場に到着すると、ゴールデンレトリーバーを連れた奥様がお出迎えくださいました。
無類の犬好きでもある私はついつい自身の役目を忘れ戯れてしまいました。
本来の使命を思い出し、すぐさまトラブルの発生しているキッチンへ向かいます。
まずは試しに水道のレバーを引き上げ、吐水してみることに。
すると、水栓の可動部よりうっすらとですが接地面の付近へ水漏れしていることが判明しました。
詳しい原因を究明する為、さらに蛇口を分解してみてみたところ、スパウトと呼ばれる部品の内側にえぐれるような形で傷がついてしまっていました。
このように日常的に動かす必要がある箇所というのはどうしても年数が経つと劣化していってしまいます。
お客様にはその旨と金額をお伝えし、ご了承をいただいてから他社メーカーにはなるのですが、同等のシングルレバー式混合水栓へ交換をさせていただきました。
使用年数も20年近いということでしたので、おそらく寿命なのでしょう。
続いてそれとは別に、たまに大量に水を流すと床下から立ち上がっている排水パイプと蛇腹ホースとの間より水が溢れてくることがあるというお話でしたのでついでにそちらも診させていただきました。
こちらに関しては排水のつまりでしたので、専用の薬品とドレンクリーナーと呼ばれる電動ワイヤーを用いたツールを駆使して対応しました。
人間の血管と一緒で、ドレン管も長年の積み重ねで内壁に脂分や不純物がどんどんと蓄積し、水(血液)の通る道を細めてしまうのです。
これがひどい場合だと完全に詰まってしまい、全く流れなくなってしまうのです。
もし私たちの体の中でそれが起きてしまった大変ですよね。
そうしないためにも、普段から脂物を控えるようにし、充分な水分補給をすることはとても重要で、排水でも全く同じことが言えます。
お客様には今後なるべくそういったトラブルに見舞われないための「プロのみが知る秘伝」をお伝えし、今回の作業を終えました。
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