入居後すぐの台所水漏れトラブル。水回りトラブルの被害拡大には早期発見が大切です
賃貸住宅のアパートやマンションに既にお住いのお客様からも水回りトラブルは多く寄せられますが、不動産会社との内覧時に台所の収納扉を開けてしっかり見て頂いたほうが入居後の水回りトラブルを減らすことも出来ます。
そんな台所で発生した水漏れの修理依頼を受けたのは、大阪府豊能郡豊能町にお住いのお客様で、入居後まだ1週間程度しか経過して居ない賃貸アパートのキッチンでの修理事例でした。
お電話頂いた内容は、台所の収納棚を開けた所ホースから水が滴り落ちていて、収納棚が濡れているとのご一報で週末の間に修理をしてほしいとのご依頼を受け、すぐに伺わせていただきました。
到着後事情をお聞きすると転勤、入居とお忙しい生活続いていたお客様でしたが、入居後はまだ調理をしたこともなく、ようやく生活用品を揃え調理道具を買い収納棚に入れようと思った時に、水漏れが起きていたと気づかれたご様子。
下見時にはそこまで細かく確認しておらず、気づかない内に水漏れが起きていたようで、現場を拝見すると流し下から排水管までは、蛇腹状のホースで接続されており、若干折れ曲がっている辺りからの水漏れを確認しました。
恐らく入居までは時間があり、不動産会社もホースからの漏水に気が付かなかったようですが、お客様にお伺いしたところ不動産会社からホースは消耗品で、ホームセンターなどで購入できるので自分で対処可能ですと言われたとの事。
ですがお客様はまだこちらに越して来られたばかりで地理を把握しきれていない上、自転車以外お持ちではなく長距離の移動は難しい為、急遽当社にお電話を頂いたそうです。
確かに素人さんでも難しくない作業ではあります。しかし、初めて起こってしまったトラブルに対して電話で言われたことのみをヒントに対応するのは失敗の原因になりますし、そもそも不安で仕方がないと思います。
もし私が不動産屋ならすぐさま菓子折りを持ってお伺いしますが。
交換品となる部品は通常用意している製品ですので、作業料金ご説明後は30分程度で工程が終了となりましたが、外したものはうっすらと蛇腹の一部くぼみに亀裂が入っており、このままだと水浸しになる恐れもあり早目に対処できた案件でした。
賃貸住宅の場合は、数多くの入居者に対応できるよう水回りに限らず消耗品部材を使い直ぐに交換できる反面、耐久性は市販品レベルのものも多く今回の様に早めに気が付く事で、悪化する前に対応できる場合もありますので入居時にあらかじめ水回りはご確認いただく事がトラブル回避には効果的です。
水漏れ等の発見が遅れ水回りトラブルで最悪なケースとなる階下に被害が及ぶ場合は、修繕費用も巨額になりますので是非そうなる前は水回りでの水漏れ発生の有無をお早めに確認して頂く事も必要です。
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