出水市のお宅にてトイレつまりを解決

鹿児島県北西部に位置する出水市は一部が八代海に面しており、特に農業が盛んです。またツルの渡来地としても知られており、冬のベストシーズンには多くの愛好家が観察に訪れます。九州新幹線の開業により福岡や鹿児島へのアクセスも大変便利になりました。
新緑麗しい5月上旬、事務所で待機中早速トラブル解決の依頼電話が入りました。高尾野駅近郊にお住まいというお客様は急に起こったトイレつまりに困惑しており、少しでも早く直して欲しいとのご要望。異物の落下等は無くあくまで紙つまりとの事で、面倒な作業からの解放という安心感を抱きつつ、現場へと急行しました。
お客様のお宅は築15年程の洋風住宅。問題のトイレは2階にあり、到着すると未だ大量の汚水が便器内に滞ったままでした。「トイレは2か所あるが、使用頻度は2階の方が高く、これまで何度かつまり症状が出た。それらは自力で直せたが今回はどうしても無理で、止むを得ずヘルプを依頼した」との事でした。汚物は大量のトイレットペーパーが主体で上記の様に硬い異物は無し。設備も比較的新しく強めの圧力を掛けても大丈夫と判断し、ローポンプによる破砕・貫通を提案しました。
お客様もすぐ納得され作業開始。便器周りを養生した後少し汚水を取り除き、ローポンプの先を排水口に密着させます。エアが漏れない様慎重かつ力を籠め、レバーを前後させ続けると、10分弱で異物の破砕が進んだのか抵抗感が少なくなり、やがてゴボッという音と共に排水管へと流れ去ってゆく感触が伝わってきました。完全に貫通するまで作業を続け、水位が正常に戻ったのを見計らい排水すると、今度はスムーズに流れていきます。何度か流して症状再現が無き事を確認し、他の不具合が無い事も点検。最後に養生を取ってトイレ全体をクリーニングし作業完了となりました。
症状は比較的軽度だった事もあり、解決に掛かった時間は約30分程。お客様も比較的短時間で解決出来たとあって大変満足され、「今度は臭いの気になり始めたキッチンも診て欲しい」等、別途の依頼も頂き現場を後にしました。