阿久根市内のお宅に急行しトイレつまりを無事解決

阿久根市は鹿児島県北西の天草灘に面しており、県最北端に当たる長島とは黒之瀬戸大橋で結ばれていいます。柑橘系の農産や漁業が盛んとなっており、自然豊かで長閑な風景が特徴的です。
暑さ厳しい7月下旬、午前巡回に出掛けようというタイミングで早速トラブル解決の依頼電話が掛かってきました。お客様は老夫婦で市内南部の一軒家に住み、「朝排便したところ突然トイレがつまってしまい困っている。腕力が無く自力で解決出来ないので直して欲しい」との事。事態は喫緊でしたので急ぎ準備を整え営業車を走らせました。
お客様のお宅は事務所から20分程営業車を走らせた先にある木造平屋住宅、築40年はゆうに超えていそうで、点検・修理に入ったトイレも設備はかなり古く、喫緊のつまりの他水漏れも少々不安な状態でした。和式便器には未だ汚水が滞留しており、備え付けのラバーカップを使っても水は通りません。便器や排水管が古く、過度に圧力を加えると破損や漏れが心配でしたので、若干は時間が掛かってもこちらの方が安全・・・と、業務用トーラーによる破砕・貫通を提案。お客様もすぐに了承され作業に入りました。
ワイヤーの先に最適なアタッチメントを取り付け、便器の排水口に挿入します。10センチ程奥に入ったところで急に抵抗感があり容易に進まなくなりました。ここからがつまりの範囲。アタッチメントを細かくストロークさせつつ紙の塊を細かく砕き、少しずつ下水へと押し流していきます。10分強で一番奥まで破砕が完了し、急に抵抗感が減少。すると「ゴボゴボ」という異音と共に排水が通り、便器内に溜まっていた汚水がみるみるうちに減っていきました。
完全に元通りになった後、試しに何度か排水しましたが、今度は全く支障無く流れていきます。幸い破損や漏れ等のトラブルも発生せず、トータル50分弱で無事作業完了となりました。どうにも手に負えず苦悩されていたお客様でしたが、すっかり元通りになった便器を見て感激されたご様子。今後劣化による漏れの不安もあると伝えたところ「次も修理をお願いしたい」と嬉しい言葉を頂き、気分良く次の現場へと向かえました。