奥州市内の住宅に伺いお風呂つまりのトラブルを無事解消

北上盆地の中央に位置する奥州市は周囲を豊かな自然に囲まれ、前沢牛を始め畜産や農業が盛んです。市街地や住宅街は北上川を挟み東西に発展しており、私達も日々川を行き来しつつ水回りの修理や交換、点検に勤しんでいます。
秋が次第に深まりを見せる10月中旬の某日、市内を巡回中に新たなトラブル解決依頼を受けました。お客様は江刺エリアの住宅街にお住まいとの事。早速詳しい住所を確認しお宅へと向かいました。
8号線を20分程走り到着したお宅は新興住宅街の中にある立派な一軒家。家族4人でお住まいというお客様は玄関から奥様が対応して頂き、問題のお風呂へと案内されました。話を伺うと「6月頃から排水の調子が悪くつまり気味。今年は夏が暑く頻繁に入浴したので、それも原因かも知れない・・・」との事。確認すると確かに流れは悪く、水量を増やすと途端にヘアキャッチャーから溢れてきてしまいます。そこで排水溝から配管にかけて滞留していると思われる水垢や髪の毛の除去、洗浄を中心に作業を進める事となりました。
ヘアキャッチャーの下にある排水トラップはヌメリが強く、殆ど手入れがされていない状態。またそれらを取り外しても流れは悪く、更に奥の配管も洗浄が必要でした。
風呂排水の場合、つまりが酷いと屋外にある排水桝からのアプローチが必要となりますが、今回点検したところ幸い問題は無く、排水口からの洗浄に集中する事が出来ました。
長く柔軟なワイヤーを挿入し、先端のブラシを前後に細かくストロークさせながら固着した水垢や髪の毛を落としていきます。構造が複雑で最初は手間取りましたが、1時間程するとつまっていた部位がようやくクリアになり、スムーズに水が流れる様になりました。こちらは業務用パイプクリーナーを投入し仕上げる一方、不衛生になっていた排水トラップも綺麗にし、臭いを完全に除去し作業は完了となりました。
お客様は風呂場の掃除に不慣れだった為、つまりや臭いを予防する清掃法を一通りアドバイスし、お宅を後にしました。当初は不安だらけだったお客様の表情が一気に緩み、安堵へと変わっていったのが印象的でした。