野々市市、多機能洗面台つまりの修理

野々市市のお宅より、「洗面台がつまった」というお電話。
野々市市は金沢市のお隣にある町。元日にあった地震では震度4を記録するなど野々市市にも大きな影響がありました。
今回のご依頼のお宅はローカル私鉄沿線の住宅街でした。
来訪を告げ、洗面台の状態をお聞ききしつつ状態を確認します。地震の影響で配管の破損も考えられたのですが、地震の影響ではないようです。
今回、つまっている洗面台は多機能洗面台といわれる洗髪や洗濯などにも使用できるタイプ。ひと昔の朝シャンブームの時に普及したタイプです。こちらの洗面台も25年位前のリフォーム折に2人いる娘さんのことを考えて設置したものだそうです。現在は同居するお孫さんがおもに使用しているそうです。
こういった多機能洗面台では髪の毛や糸くずなどがつまりの原因となることが多いのです。
洗面台の下部にある排水管を分解し清掃します。配管下に盥を置き分解していきます。やはり配管には汚れがぎっしりでした。洗面台の排水溝の下へ盥を持って行き排水口も洗浄します。排水管本体は外へ行き散水栓をお借りして洗浄します。通常、排水管にはトラップ管という配管が付いています。形はいろいろありますこちらはS字のタイプです。中は髪の毛や泥状の汚れのほかコンタクトレンズも落ちていました。昔は高価なコンタクトレンズでしたが、最近は使い捨てタイプも普及して昔のように落とすと慌てて探すことも少なくなりました。
排水管をきれいに洗浄し、元通りに組付けます。
さらに、薬剤を注入し、配管全体も洗浄しておきます。薬液を注入後、暫く時間を置きます。その後、お湯を流して薬剤を流します。
最後に、水がきれいに流れるかも確認して、作業は終了です。
今回は洗面台の下にある配管の分解洗浄と配管の薬剤による洗浄を行いました。20年余り、洗浄なしでつまらなかったのは奇跡的なことです。市販のパイプクリーナー等で洗浄することにより予防することができます。メンテナンス方法などを説明して、こちらのお宅をあとにしました。