那珂郡東海村の一軒家の台所の油詰まりの除去
先日、茨城県にお住いのお客様より台所つまりのご依頼をお受けいたしました。
ご自宅は那珂郡東海村にあり、かなり前から症状が出始めているということ。
ご自宅は先代から引き継いだもので築60年ほどの一軒家で、今まで本格的なリフォーム工事などは一度もされたことがないとのことでした。
更に詳しくお話を伺うと、以前からちょくちょく排水の流れが悪くなることがあり、そのたびに市販の洗浄剤で掃除をしていたそうです。毎回その直後は流れが良くはなるそうですが、しばらく使用しているとすぐにダメになってしまうということでした。
時に最近だと間隔がだんだん狭まってきており、最悪の事態を想定してそうなる前にと思い弊社へご依頼くださったみたいです。
キッチンで発生する詰まりトラブルの原因で一番多いのは油汚れです。
管内に蓋をするというより、内側に蓄積して細めていく性質上、徐々に水引けが悪くなるのが特徴です。
日々の食事での食べカスや食器やお鍋などを洗った時などに付着していた油がそのまま排水溝に流れていき、少しずつ排水管の中に付着していき、それが積み重なって水の流れが悪くなっていきます。時間をかけて少しずつ汚れが蓄積されていくので、いざ水の流れが悪くなった時に市販の洗浄剤ではその場しのぎで流れが良くなっても、完全に汚れを除去するのは難しいです。
詳しく調査してみて判明したことなのですが、こちらは既に症状がかなり悪化しており、シンク下ではオーバーフローした水が大量に溢れてしまっていました。
流しの下を点検すると、ヘドロやゴミが散乱しておりひどい状況でした。
今回は専用のドレンクリーナーを使って詰まりを除去していきます。
こちらはワイヤーの先端にがかぎづめ状に広がっており、直接ガリガリとヨゴレを削りとる電動工具になります。回転させながら少しずつ配管内部に進行させてゆくのですが、左右のマガリに合わせて回転向きを切り替えたりと、ちょっとしたコツがいります。
量販店などではこれの手動タイプの物が販売されているのを見かけますが、私の経験上オート回転式のもののほうが距離が長いだけではなく、細かい調整が可能となっているので確実です。
少し潜らせていくと丁度4㎡程入ったところで何やら固い障害物に当たる感覚があります。その箇所を重点的に出したり引いたりして清掃してゆくと、やがて排水管の中で逃げ場を失っていたガスの強烈なニオイが上がってきました。
ある程度キレイにしたところで仕上げとして業務用の薬剤を投入し、細かいヌメリとにおいの元である雑菌を消毒して作業終了。
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