ども!とある水道修理屋の仕事っぷりを、活字でお届けしたいと思い、キーボードに指を走らせる今日この頃です
本日は茨城県にお住まいのお客様より、洗濯排水の詰まりに関するご依頼を頂きました。
電話をもらい、商売道具を積んだ車を走らせ向かったのは、同県の常陸太田市(ひたちおおたし)という、福島県にも隣接するエリアになります。
ネットでリサーチしてみたところ、政治家やスポーツ選手なんかを輩出している土地らしく、自分の生まれ故郷には有名人なんていたかな?と、ぼんやり考えながらハンドルを握っていたら、気がつけばご依頼主が待つ高層マンションに到着です。
今風って言うんでしょうか、複数回のセキュリティをくぐり抜けて、やっとこさ玄関先までたどり着きました。
私を出迎えてくれたのは日焼けした40代後半くらいの男性で、精悍な雰囲気のナイスガイでした。
とにかく調子が悪い!と仕切りに訴えており、実際に見せてもらったのは、家電量販店でも見かけるような30~40万円クラスのドラム式洗濯機でしょうか。
ドラゴンボールに出てくる救命装置のようなデザインとでも言えば伝わるかもしれませんが、試しにひと通りのアクションを試したのですが、確かにエラーが吐き出される感じです。
スマホでマニュアルを確認しつつ、まずは排水口まわりをチェックです。
メーカー推奨の月1のメンテナンスも行ってないであろうと容易に想像できる、ホコリのたまり具合です。
工具を使って排水トラップ(シンクでいうところの流し台バスケットみたいなイメージ?)と呼ばれるパーツを外すわけですが、いかんせん激せまスペースのため、からだをよじり、腕をねじりながら、ついでに頭もひねって何とかかんとかの作業で、あっという間に汗だくです。
ヒーヒー言いながら、やっとこさ本丸に踏み込んだわけですが、何回見ても「うわぁ~」とか思っちゃうほどの、暗澹としたヘドロの登場です。
本体は買ってから数年と伺っているので、これまでの糸くずとヌメリなどが集合体として溜まり、岩のように道を塞ぎ、洗濯排水の流れをせき止めていたというわけです。
正体さえ分かればこっちのもの、地味な手作業で汚れを徹底除去、ニオイがキツイので許可をもらってから塩素系の洗剤も流し込み、最後にもう一度洗濯機のテスト走行をして、男性からのお礼とスマイルを引き出し、お仕事完了です!
今日出会ったドロドロの怪物、なかなかの強敵でした。
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