神戸市垂水区のマンションに急行し突然のトイレつまりを解決

明石市に隣接する神戸市垂水区は明石海峡を挟んで淡路島と対峙し、長大な明石海峡大橋を望むビュースポットに恵まれたエリアです。アジュール舞子海水浴場を始めマリンレジャーのスポットが豊富な一方、内陸には広大なベッドタウンが広がり、私達もこれらのエリアを中心に日々業務に勤しんでいます。
初夏の海風が心地良い5月下旬某日、急に飛び込んで来た依頼は区内北部のマンションにお住まいの夫婦から。詳細を伺うと「トイレから立ち上がる瞬間、尻ポケットに入れていたスマホが落下してしまいそのまま排水口へ吸い込まれてしまった。気付かず排水を流してしまったので奥へ流れてしまい、つまりの症状も出てきてしまったので助けをお願いしたい」との事でした。
10分程でお客様のマンションに到着。お宅には奥様1人残され対応して頂きました。スマホを落としたのは旦那様でしたが、仕事に出なければならず、事情は全て承知しているとの事。早速問題のトイレを見せて貰いましたが、異物のと間に隙間が多いせいかつまりの状態は酷くは無く、一見水位も正常に戻っている様な印象でした。
「立ち上がりおもむろにポケットに手を当てたらスマホの感触は既に無く、初めて落としてしまった事に気付いた」との事。これ以上排水を行うと異物が排水管まで流れてしまう可能性もあった為、一旦止水栓を締めて流れを止め取り出す事にしました。
ファイバースコープを挿入し位置を確認したところ、一旦排水ルートが持ち上がる「せき」と呼ばれる部位に縦に引っ掛かっているスマホを発見。幸い小用だった為トイレットペーパー等の絡みも無く、排水口からのアプローチで取り出し可能と判断。柔軟なワイヤー型マジックハンドを挿入し慎重に引っ張り出しました。爪も上手く引っ掛かり、また嵌りも弱く、比較的スムーズに取り出しに成功。その他につまりや漏れの不具合も無く、20分弱という比較的短時間で解決を見る事が出来ました。
スマホはまだ電池残量が十分あり感電リスクもあった為、感電防止策を取った上で丁寧に洗浄・消毒を行いお客様に返却。乾燥後は速やかに修理業者に診て頂く様お願いし、後片付けを済ませ現場を後にしました。
便器にスマホを落としつまらせてしまうトラブルは近年多発しています。トイレでスマホを扱う際は尻ポケットに入れない事、またストラップを指に掛ける等、落下対策を万全にされる様お願い致します。