兵庫県西宮市にて浴室で発生した浴室でのトラブル事例
平日の午後6時過ぎに兵庫県西宮市にお住いの女性から「浴槽のお湯を張ったら少しずつ水位が減少してきてしまうので見てほしい」というご相談ありました。
お客様のお住まいは西宮浜の高層マンションの7階の1室で、そこから見下ろしてみることのできるヨットハーバーにはクルーザーなどがたくさん停泊しておりまるで地中海を思わせる優美な景色でした。
エントランスでご連絡していたからかすぐに若い奥様が出てこられて、「どうも夜分にすみません」と仰ってお宅にあげていただきました。
その後、お風呂場に案内してもらいました。広めの浴室でお風呂の蓋をとるとお湯が湯気を立てて浴槽の半分程度ありました。
「お風呂が沸きあがりました」と機械のメッセージを聞いてから少しして見に行くといつもより水位が低くて少しずつ減っているようなので慌ててお電話を下さったそうです。
浴槽は傷やひび割れは見当たらず、ゴム栓の劣化が疑われたのですぐに確認しました。
一見きちんとしまっているようでしたが、何かの拍子に傷がついたのか少し
ひびが見られました。
「どうもこの部分が劣化してそこから水漏れが起きているようですね。交換修理になりますがよろしいでしょうか」とその場にいらっしゃった奥様に確認をとってからゴム栓を新しいものに替えて問題がないことを確認し、水漏れの修理作業は完了です。
替える前に奥様が少し待っててくださいと仰って、若干お急ぎの様子で湯舟を軽くシャワーで洗ってから水を張り直していました。
ご主人様は銀行の営業職で、帰宅時間がまちまちなのだそうですが、まれに早く帰宅されるので、すぐにお風呂に入れるようにこの時間にはいつも準備を済ませているのだそうです。
「それはなかなか大変ですね」と私が言うと、「忙しくて休日もあまり一緒にいられないのが残念だけど、おかげで苦労することも少ないので感謝してます」と少し照れたような表情で一言。
続けて「ただ、転勤が多くて、ここも会社の社宅なんですけど、ご近所づきあいが結構疲れるんですよね」と仰っていて「私の妻も以前同様の事を言っていました」と私がいうと「慣れてしまえばどうってことありませんけど、やっぱり引っ越すときは、『またか』と少しがっくりきてしまいます」と仰っていて、私も前の職場では転勤族だったので思う所もあり深く頷きました。
「でも、近くのヨットハーバーをぼんやり眺めていると、嫌なことも忘れられる気がします」と仰られたので「先ほどこちらに来る途中に拝見したのですが、本当に美しく感動しました」と言うと「私もすごく気に入っています。あとは夫婦で時間ができたら甲子園で野球をみたいですね」と仰っていました。
私も野球が好きなので「早く見に行けるといけるといいですね」と答えて水面に反射する夕焼けに思いをはせつつ帰社しました。
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