田川市のマンションでトイレつまりを解消
福岡県内で以前修理したお客様のアフターケアをしていたところ、受付スタッフから急に電話が掛かってきました。田川市に住むお客様より「トイレのつまりが酷く、流す度に溢れそうになって困っており助けて欲しい」と依頼が入っているとの事。手早く済ませ次の現場へと向かいました。
距離が離れており急行しても40分程掛かってしまいましたが、何とか到着したお客様のお宅は田川伊田駅から程近いマンションの3階にありました。築年数は古めのRCマンションですが招かれた室内は手入れも行き届き大変綺麗。ただその中でも問題のトイレは排水も濁っており悪臭も目立っていました。
症状確認の為流してみると、確かに便器内に水が溢れ返りそうになる程溜まってしまいます。お客様に詳しく話を伺うと「以前から通りがの悪さは気になっていたのだが、1週間程前から一層悪化しとうとうこんな状態になってしまった。そういえばそれと同じ頃、トイレットペーパーが切れた為一時一般のティッシュペーパーを代用していた事があり、それが原因かも・・・」との事でした。
この様なケースはよくあります。不溶性の紙を通常の感覚で大量に流してしまい、配管を詰まらせてしまうのです。他に固形物を流していない事を十分確認した後、業務用の強力な低圧力ポンプで貫通を図り、押し流す旨を見積りお客様に提案させて頂きました。
業務用の低圧力ポンプは、加圧力や吸引力が非常に高く、一般のラバーカップでは対処し切れない様な奥深くのつまりまでしっかり貫通してくれます。ハンドルをじっくりストロークさせ加圧と吸引を繰り返したところ、しばらくして滞りが抜け始め水位が下がってきました。更に加圧と排水を繰り返したところ、10分程で水が綺麗になり悪臭も軽減しました。十分綺麗になり、紙片等の異物も浮かんでこない事を確認してようやく作業完了。最後に立ち会っておられたお客様に問題無き事を確認して貰い、30分程で無事解決となりました。
これと同様のトラブルは不溶性のティッシュペーパーやペーパー型クリーナーはもちろんの事、水溶性のトイレットペーパーでも一度に大量に流せば十分起こり得ます。便器周りの配管は防臭対策の為かなり複雑な構造をしており、つまり易くデリケートなのです。それらの事も含め、正しい利用法やクリーニング法を丁寧にアドバイスしお客様のお宅を後にしました。お客様も要領良く理解されていた様でしたから、今後も大丈夫でしょう。
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