直方市に住むお客様の依頼で洗面下水漏れを修理
長く続いた猛暑もようやく収まり始めた9月中旬のある日、1本のSOSが受付に飛び込んできました。電話を代わったところ「洗面台の下を片付けていたところ水漏れが始まってしまった。元栓を締めて止めたものの、このままでは使えないので何とかして欲しい」との慌てた声。お客様の咄嗟の対応に感心すると共に、配管に亀裂や緩みが発生したのかと思い現場へ急行しました。
お客様のお宅は直方市内の小さな住宅街にありました。築35年程の木造2階建て住宅に招かれ廊下を突き当たりまで進むと、洗面台直下の戸が開かれ雑巾が散乱している洗面所が目に飛び込んできました。更に伺うと「古い洗面台なのでトラブルは心配だったが、こんな急に起こるとは・・・戸棚に荷物を押し込み蛇口を開いたら洗面水漏れが始まってしまった」との事。棚は既に荷物が取り除かれ奥まで見える状態になっていました。
ハンドル式の止水栓は締められていましたが、継ぎ目辺りからまだ水が滴っています。金属製の給水管に即交換が必要な亀裂や腐食は見られませんでしたが、ナットを緩め取り外したところ、黒いリング状のゴムパッキンが激しく摩耗し一部破れています。おそらく経年劣化で元々摩耗が進んでいたところに荷物の一部が当たって強い圧が掛かり、これがきっかけで水漏れが始まってしまったのでしょう。
きっかけが何であれ、本格的なトラブルとなる前に原因をあぶり出せたのは幸運でした。周辺部も丁寧に点検しましたが他には異常は無く、劣化パーツの交換対応を提案。料金も安く収まった為お客様も即了承されました。金属製の上に圧が掛かったかも知れず歪みが心配でしたが、パッキンを交換し取り付けたところ特に異常は無く、止水栓を緩めると今度は漏れも無くスムーズに水が流れる様になりました。
給水管は細く、多くの場合太い排水パイプの奥に隠れる様な位置にあるものですが、今回の場合はお互い離れて配置されていた上に収納スペースも広く、硬い荷物を奥まで簡単に押し込める空間だったのが災いした様です。お客様に修理完了を報告し事情を伝えると、「今後片付ける際は配管の位置に注意して作業を進める」そうおっしゃっていました。水回りのトラブルは思わぬきっかけからも発生します。何かあれば慌てず修理業者にご連絡下さい。
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