飯塚市のマンションで洗濯つまりのトラブルを解決
すっかり陽気が温かさを取り戻した3月中旬のある日、掛かってきたSOSの電話は飯塚市に住むお客様からのものでした。いかにも困り果てた様子で「洗濯機の排水が流れずエラー表示が灯ってしまい、何も出来ない」との事。排水ホース、あるいは直下に位置する配管トラップでの洗濯つまりを想定し、準備を整えお客様のお宅へと向かいました。
20分程で到着したお客様のお宅は3階建てマンションの1階に位置しており、ゆったりした間取りの2LDKに親子3人という家族構成。部屋や廊下は綺麗に片付いていましたが、専用スペースに設けられたドラム式洗濯機の下は一部水が溢れており、何とかして対処しようと悪戦苦闘した痕跡が窺えます。これらの機種は2槽式と比べ水量が少なくて済む分排水の勢いが弱く、洗濯クズの滞留が起き易くトラブルもよく発生します。マンションは室内スペースにドラム式しか置けないケースが多く、今回もまさにそのパターンでした。
「最近になってエラーが増え始め、とうとう防水パンから水が溢れるまでになってしまった。家族も非力で洗濯機をどかす事も出来ず困っていた」との事。早速溜まった水を除去し、ホースやエルボを取り外して点検したところ、既に入口付近から分厚く洗濯クズが堆積し水が流れない状態となっていました。ホース側は特に問題無く排水管の浅い部位が原因と断定。柔軟に曲がるトーラーを管内へと挿入し、固着した汚れを剥がし貫通を図りました。
下水へと繋がる配管は大抵上部でS字に曲がりトラップを形成しています。この部位に常時水を溜め悪臭をシャットアウトする訳ですが、逆に排水に混入する細かなゴミが滞留・固着し易く、つまりの原因にもなってしまいます。今回はこれらの部位にトーラーを入れ、溜まった洗濯クズを根気よく破砕していきました。かなり分厚く始めは苦労しましたが、30分も経つと大半が流れ去った様でスムーズに流れる様になりました。更に奥のつまりも無い様で、別途準備していた高圧洗浄機の出番は不要と判断。最後に業務用の強力なパイプ洗浄剤を投入し、洗濯機やホースを元に戻して作業完了となりました。見守っていたお客様も終始不安気でしたが、作業が終わりスムーズに流れる水を確認しようやく安堵された様子。つまりを予防する方策を一通りアドバイスし、次の現場へと向かいました。
子供やペットのいる家庭では洗濯量も多くなり、洗濯機に掛かる負担も大きくなります。一度に洗う量を意識的に減らしたり、定期的にパイプクリーナーを投入したりするのがつまり予防にもなります。
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