飯塚市のお宅で台所つまりと悪臭を解決
「1週間程前から台所シンクの通りが悪くなってしまい、排水口からつまった様に水が溢れ出してしまう。臭いも強く不快・・・」そんなお客様からの連絡を受け飯塚市内のお宅へと向かったのは、かなり冷え込んだ2月のある日の午前中でした。台所つまりのトラブルは頻繁に発生し、またそのパターンもだいたい決まっているので比較的対処し易いものです。今回も予想通り排水管の上部で詰まっており、程度は酷かったものの根気強く取組み無事解決出来ました。
お客様のお宅は飯塚駅から程近い住宅街の中にありました。広々とした庭を抜け築30年程の住宅内に入ると、古いもののコンパクトで手入れが行き届いたキッチンへと案内されました。ただ抜けは相変わらず悪いのか、排水口周囲にはまだ若干水が溜まっています。
詳しく聞くと「家族が多く短時間で料理をたくさん作らなければならない為、後片付けや掃除も雑となりがちで汚れがつまってしまったのかも知れない・・・」との事。トラップの各所にも水垢がこびり付いており、かなりの量の油汚れが滞留しているのは間違い無いと思われました。
台所下の戸棚に入り排水パイプを点検したところ、やはり配管を素通りした油汚れが厚く固着しており、臭いがきつい上に容易に取れない状態となっていました。これらは業界用語でスカムといい、長年に渡り堆積・固着すると市販のパイプクリーナーでは容易に除去出来ません。状況を考慮し、お客様には特殊クリーニングと強力な薬剤による貫通を見積り・提案させて頂きました。
困っていたお客様もすぐに了承、早速作業に取り掛かりました。パイプ内に高圧洗浄機やワイヤーを投入し粘性の高いスカムを丁寧に除去していきます。またその奥の部位まで業務用の劇薬を投入し、配管全体を綺麗にしていきます。最初は固着が強く苦労しましたが、1時間以上掛けてほぼ全てを除去し、水通り良く清潔な排水ルートを復活させる事が出来ました。最後はシンク周りを綺麗に片付け、お客様と一緒に修理結果を確認。お客様も水がスッキリ流れ臭いが無くなった状態に感激しておられました。
普段から料理の機会が多く、またその量も多いと、排水パイプに流れ込む油汚れの量もぐんと増えてきます。特にシンクのパイプは臭気の逆流を防ぐ為あえて排水を溜める仕組みとなっており、スカムが固着し易いのが難点です。それらを予防する上でも定期的に薬剤を投入するのがお勧めです。
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