柳川市のマンションで洗濯水漏れの原因を解決
とある穏やかな秋の日、福岡県南部の柳川市に住むお客様から緊急の電話が掛かってきました。受付スタッフが伺うと「洗濯機の底の方から水が漏れ出してきてしまい、床が一部水浸しになってしまっている」との事。「このままでは何も出来ず不便なのですぐ直して欲しい」との要望を頂き、車を走らせ現場へと向かいました。
のんびりした雰囲気漂う平野部を進むと大牟田線沿いの住宅街の中にお客様の住まいが見えてきました。築10年程の比較的新しいマンションの3階にご自宅があり、中に招かれると玄関横の洗濯機置き場は排水でかなり汚れています。雑巾で懸命に拭いた跡があったのですが、まだじわじわと漏れ続けている様でした。数か月前から排水の抜けが悪く感じるケースはあったものの、今回いきなり洗濯水もれという事態になりビックリしたみたいです。早速大型のドラム式洗濯機をどけ排水溝周りを点検してみました。
室内の洗濯機置き場は専用の防水パンの上に洗濯機を乗せ周囲への漏れを防ぐシステムとなっているのが普通です。今回はそこから完全に溢れ出してしまってるが、洗濯機は買い替え後2年と新しい事もあり、負担の大きい使用による排水管の詰まりが原因だろうと想定しました。日々洗濯量が多いとトラップを潜り抜ける洗濯屑や髪の毛も自然と増え、やがて水垢や洗剤と共に排水管にこびり付き詰まらせてしまいます。また長期間放置するとトラップ自体劣化が進み、上記の異物を防ぎ切れなくなってしまうケースもあります。
周囲に広がった排水を一旦除去した後、内部が汚れたトラップやホースを取り外し、細いワイヤーブラシを配管の奥へと通し少しづつ異物を粉砕してゆきます。ある程度貫通する様になったら汚れを溶かし去る強い洗浄液を投入し、強めの水圧で一気に押し流したところ、ようやくスムーズに流れる様になりました。最後にクリーニングしたトラップやパンを取り付け、洗濯機を元通りに設置して作業完了。水道には異常が無く早めに原因を特定出来た為、1時間少々で作業を終える事が出来ました。洗濯機を試運転させスムーズな水の通りを見せたところ、不安げに立ち会っていたお客様もようやく安堵の笑みを浮かべられました。
洗濯機は大きく重量もある為、半年に1度位のペースでOKとは言え、完全にどかし排水溝周りをクリーニングする事に抵抗感を覚える人もいます。もし体力が無くて動かせず臭いや詰まりが気になり始めたなら迷わず専門業者に相談する様アドバイスし、現場を後にしました。
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