福岡県西区のお宅に伺い風呂洗い場のつまりを解決
穏やかな春の日和となった4月中旬のある日、福岡県西区にお住まいのお客様より修理依頼の電話を頂きました。詳しく状況を伺うと「風呂つまりが酷くて排水が中々抜けず、シャワー一つ浴びるのも不便になってしまったので解決をお願いしたい」との事。話から浴槽ではなく洗い場の排水つまりの様で、原因を色々考えつつ準備を整え早速現場へと向かいました。
30分程掛け到着したお客様のお宅は西九州自動車道沿いの新興住宅街の中にあり、庭やガレージも美しい洋風2階建て住宅。聞くと築7年との事で、夫婦とお子様3人で暮らしておられました。問題の風呂場は1階廊下の突き当たりに位置しており、周囲の設備と比べると洗い場の床面だけは排水の汚れが目立ちます。「排水が抜けるのに時間が掛かり、数時間経っても水が完全に引かない事もある。家族全員風呂好きな上に日々忙しくて丁寧に掃除する時間が中々持てず、配管がつまってしまったのかも・・・」という話を聞き、ボディソープ等の油脂汚れや髪の毛が原因と想定し作業に取り掛かりました。
排水口に使い捨てネットは設置されていましたが目はかなり粗く、細い髪の毛は簡単にスルーしてしまうでしょう。取り外すと案の定、すぐ奥から油脂のヌメリや髪の毛が詰まっています。先ずは手が届く範囲を綺麗に取り除き、次いで圧力ポンプで少しづつ手前に押し出して取り出します。更に奥のトラップ部分は構造が複雑でワイヤーを挿入出来ず、再び圧力ポンプやクリーナー剤を投入、じっくり時間を掛けて下水へと押し流しました。一つ心配だったのは浴槽へと分岐するルートの詰まりでしたが、こちらの程度はかなり軽く、クリーナー剤を投入するだけで解決出来ました。
想定以上につまりが頑固だった事、また破損を防ぐべく慎重に作業を進めた事により解決に2時間近く掛かってしまいました。貫通する際気泡が抜ける大きな音が何度かし、その都度驚いていたお客様でしたが、無事つまりが解消しスムーズに流れる様になった洗い場を見て、ホッと胸を撫で下ろされていました。
今回の事例の様に、新築時に取り付けられたヘアキャッチャーでは細かな髪の毛の流入を防ぎ切れないケースもあります。その際は目の細かい市販のネットを間に噛ませたり、意識して間隔を詰め強めのクリーナー剤を投入したりして、排水口やその奥をクリアに保つ事が重要です。
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