福岡市西区の住宅で室内洗濯機のつまりを解消
お花見シーズンが終わる頃事務所にトラブル電話が掛かってきました。受付より電話を代わると「室内洗濯機の下がつまってしまった様で、床に水が漏れ出してしまう。このままだと廊下までびしょ濡れになって大変なのですぐ直して欲しい」との事で、急ぎ準備を整えお客様の元へと急行しました。お客様のお宅は車で20分程西へ向かった福岡市西区の住宅街にあり、築10年も無い新しい木造2階建て。1階の玄関寄りに洗濯機専用スペースがあり、防水パンも無く直接置かれた縦型洗濯機の周辺は水濡れが酷くなっています。付近には濡れ雑巾も散乱しており依頼前に悪戦苦闘した様子が見て取れます。「これまで度々排水が滞る事もあったが、ここまで酷くなったのは初めてで慌ててしまった」との事。話から排水ルートのどこかで洗濯つまりが発生したのは確実でした。
排水がつまる原因は殆どが水に含まれる微細なゴミや油脂、泥等の汚れです。特に洗濯排水は洗剤の成分や毛糸クズが大量に滞留・固着し易く、定期的に処理しないとトラブルの原因になるのです。聞くと長年パイプクリーニングや清掃を行っていなかったという事なので、原因を確信し作業に入りました。
洗濯機側のホース内はスムーズに流れた為、原因はその下の排水口部分と断定。洗濯機を完全にどけると排水口は完全に沈み全く流れてゆく気配は無く、ワイヤー挿入による破砕・貫通を行う事となりました。業務用の大型ワイヤーは見かけによらず柔軟で、先端には硬いブラシが付いています。これらをS字に曲がったトラップ内に少しずつ挿入し、固着した洗濯クズや洗剤成分をこそぎ落とし配管内をクリアにしてゆきます。挿入直後から抵抗感があり長丁場を予感させましたが、それでも丁寧に破砕を進めていった結果、40分程でトラップの奥まで貫通し、少しづつ排水が流れる様になりました。更に排水がスムーズになるまで破砕とクリーニングを続け、最後に洗浄液を投入して作業完了。床やホースをクリーニングして洗濯機を設置しお客様に確認して貰ったところ、「まるで新品の様に快適になった」と大変喜んで頂けました。
今回の漏れは比較的軽微でしたが、室内洗濯機に防水パンが無いとあっという間に床に広がり美観にダメージを与えてしまうケースもあります。トラブルが発生したら素早く水道を止めると共に、自力での対処がむずかしいなら専門業者に解決を依頼するのがお勧めです。
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