福岡市西区のお宅に伺い台所つまりを解消
「数か月前から気になり始めた台所つまりが一気に酷くなり、とうとう水が全く流れなくなってしまった。家事や料理が出来ないので助けて欲しい・・・」そんな修理依頼の電話を受け取ったのは秋も深まった11月中旬のある日でした。依頼のあったお客様の住まいは福岡市西部の西区。事務所からは比較的距離があった為手早く支度し、営業車を飛ばして向かいました。お客様のお宅は今宿駅から南に数百メートル程下った住宅街の中。築10年程の比較的新しい雰囲気の2階建てに一家5人で住んでおられました。
「食べ盛りの子供が3人もおり日々の洗い物も大変」というお客様のキッチンは綺麗に整頓されていましたが、問題のシンクには水が3分の1程まで溜まっており、完全に澱み抜けていく様子がありません。洗い物の量やゴミの多さ、症状から、水垢や油脂が配管に滞留しつまっているのは間違いありませんでした。問題はその範囲ですが、これまでの経験では殆どががシンク直下の排水トラップ部分に由来しており、それらを改善すれば何とかなると思い清掃に取り掛かりました。シンクのステンレス籠周りを点検し、そこが原因でない事を確認します。次いで元栓を止めて水の流れを完全に止め、籠を取り外しその奥へブラシ付きのワイヤーを挿入しました。
ワイヤーは頑丈な上に大変柔軟で、S字にきつく曲がった排水トラップ内もスムーズに動き、周囲の油脂つまりを効率良く削ぎ落していきます。当初想像していたよりもかなり奥まで滞留しており、貫通するまで時間が掛かってしまいましたが、それでも40分以上丁寧にストロークしたところ次第に水が抜ける様になり、やがてシンクの澱みも完全に解消しました。軽く水を流し抜けるのを確認したら、仕上げに業務用のパイプクリーナーを投入し更に奥のつまりも完全に溶かし去ってしまいます。しばし放置した後再び吐水したところ、今度は大変スムーズに排水口から抜ける様になりました。「一時はどうなるかと思ったが、早めに依頼したおかげで無事夕食作りに集中出来る」と、お客様にも大変喜んで頂けました。
食品ゴミや洗剤油脂が原因でつまった場合、軽度であればホームセンターで購入出来る洗浄アイテムで比較的簡単に解決出来るケースもあります。ですが今回の様に排水管奥まで及ぶと難しく、また自力で解決出来るかの判断も大変になります。
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