久留米市にて風呂水栓の水漏れを交換対応で解決
年度末が次第に近付いてくる12月は一般の家庭も大掃除シーズンに入り、水道修理のスケジュールも繁忙します。そんな中受け取った1本の依頼電話は福岡県南部・久留米市に住むお客様からのものでした。
「風呂場の蛇口が壊れてしまったらしく、きつく締めても水漏れが止まらない。早めに修理して欲しい」との事。この手の風呂水漏れは修理経験が豊富にあり、原因や施工の段取りをある程度想定しつつ、お客様の元へと車を走らせました。
お客様のお宅はJR久大本線の久留米大学前駅から程近い住宅街の一角にありました。まだ所々に畑が点在する長閑な住宅街の中に、木造2階建ての戸建て住宅が建っています。玄関に現れたお客様に案内され1階奥にある風呂場に入ると、大きな水滴が滴り落ちる古びた混合水栓が目に飛び込んできました。
回すタイプの水栓は経年劣化のせいか各所が変色しており、よく見るとハンドル直下だけでなく、冷水や温水を供給する偏芯管と蛇口本体を繋ぐナットからも漏れが始まっています。「築20年が過ぎ、新築以降シャワー交換だけに留め騙し騙し使ってきたが、いよいよ漏れが酷くなり限界を感じ始めていた」との事。内部も劣化や腐食がかなり進行しているであろう事、また型式がかなり古く、修理したくても交換パーツを確保できない事を考慮し、分解確認を軽く済ませた上で水栓全体の交換対応を提案しました。お客様は費用の高騰に不安を感じ最もリーズナブルに済む方法を強く希望された為、従来と同じく操作がシンプルかつ耐久性があり、最も安価なハンドル式混合栓への交換を提案。丁寧に見積額を算出し提示した事もあり、お客様も十分納得し作業に取り掛かりました。
レンチで古い水栓を元から取り外し、壁の奥へと繋がる給水管の接続部を金属ブラシで丁寧にクリーニングします。次いで冷温両方の偏芯管を取り付けポジションを微調整し、パッキン位置を確認しつつ本体を慎重に接続します。最後にシャワーホースとヘッドを取り付け1時間ちょっとで交換は完了。冷水・温水・シャワーいずれも漏れやつまりが一切無い事をお客様立ち合いの元確認し、トラブルは無事解決となりました。ピカピな蛇口やシャワーを前にしてお客様も心から安堵された様子。落ち着いたところでアフターサービスの内容や料金を丁寧に伝え、お宅を後にしました。
水栓の水漏れは交換部位が操作系やその周辺パーツとなるケースが多く、使い勝手や快適性を重視した対応が必要となります。修理依頼時は交換対応も想定し、どの様なタイプが便利か考え予め決めておくと見積りへの対応もスムーズに進むと思います。
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