久留米市のお宅に伺い外置き洗濯機の給水水漏れを修理
長閑な秋晴れが広がった11月中旬のある日、前の修理案件を終えひと息ついていたところに新たな依頼の電話が入ってきました。依頼主は隣接する久留米市にお住まいで「洗濯水漏れが気になり出したので、水の節約も兼ねそろそろ修理したい」との事。内容から緊急性はそれ程感じられませんでしたが、将来大きなトラブルに発展するかも知れず、必要な準備を整え現場へと向かいました。
北から市内に入り筑後川沿いまで車を進め、住宅街の中に見えてきたお客様のお宅は比較的こじんまりとした木造平屋住宅。玄関から裏手に回ると壁面沿いにDIYと思われるトタン小屋が設置され、その中に洗濯機が外置きされていました。洗濯機は稼働していませんが、既に給水栓の操作部より水が滴り落ちているのが分かります。お客様に伺うと「稼働時は漏れる量がさらに多くなる。1年程前から始まり次第に気になってきたので、思い切って修理を依頼した」との事。症状から見て劣化による腐食や破損が原因と思われましたので、該当パーツの交換対応を見積り提案させて頂きました。
場所が洗濯機置き場とは言え、給水栓の不具合であれば対応の内容は洗面所や台所の蛇口と大して変わりません。水道の元栓を一旦止めて洗濯機に繋がっている給水ホースを取り外し、蛇口を分解して点検します。ハンドルを外してみると内部を構成するナットやスピンドルが一部腐食していた他、パッキンも相当古く弾力が無くなっており、一式の交換が必要となりました。ただ外部は意外としっかりしていた事、また他の部位に漏れやつまり等の症状も無かった事から一箇所の対応に集中出来、40分程度で作業を完了する事が出来ました。リフレッシュした給水栓に再びホースを繋ぎ試運転してみると、今度は水が一滴も滴る事は無く快調に給水されていきます。当初は不快感を露わにされていたお客様もすっかり安心した様子で、また何かあれば対応をお願いしたい・・・との有難い言葉も頂きました。
洗濯機を外置きする場合、外気温や湿度、天候の激しい変動に晒される事となり、水道の劣化も自然と早くなりトラブルも起き易くなります。今回はトタンのカバーにより護られていたせいか程度は軽くて済みましたが、保護が何もない場合、冬季は凍結による給水栓の破裂リスクも高くなります。使用のタイミングを慎重に計るのはもちろんの事、少しでも不具合の兆候が見られたら躊躇う事無く修理業者に点検を依頼するのがお勧めです。
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