久留米市のお宅に伺い水栓交換で台所水漏れを解消
6月某日、車を駆りアフターサービス兼ね巡回していたところ修理の依頼が舞い込んで来ました。久留米市に住むお客様からのもので「台所の漏れがひどくなり蛇口の交換を検討している。是非診て欲しい」との事。20分程掛けお客様のお宅へと向かいました。
久留米市は福岡県の南部に位置し、博多方面への交通の便も良い事から平地を中心にベッドタウンが発展しています。お客様のお宅は西鉄線に程近い住宅街の中にあり、築40年近い古い木造2階建てでした。待ち構えていたお客様に案内され廊下を進むと古めかしいオープンキッチンが見えてきました。問題の水栓は冷水と温水に分かれたハンドル式混合栓でしたが、冷水側はハンドルがガタ付いており、その直下のナット部分から水漏れしています。また各所に変色や腐食し掛かった部分が見られた為、全交換した方が一気に解決に近づくのは明らかでした。
「歳を取り、握力が無くなってきたので毎日ハンドルを開け閉めするのが大変。交換するならなるべく簡単に水を出せるタイプにして欲しい」との事。急に修理依頼を受ける際、繊細なレバー式から耐久性に富む捻るタイプへの交換を提案するケースが多いのですが、今回は逆で、軽い力で温水への切り替えや水量調整を行えるシングルレバー式を提案させて頂きました。
今回の水栓はシンクから直接配管が伸びる、いわゆる「台付き」でしたので、壁面の加工や給水管の延長といった工事の必要が無く、比較的楽でした。とは言え取り付けから年月の経過した各所のネジやナットは硬く、また給水部もデリケートになっていましたので、違う場所から新たな漏れを発生させない様慎重に取り外しや取り付けを行っていきました。ネジ留めの位置確認で少々手間取りましたが無事固定完了。止水栓を開放してレバーを一通り操作し問題無き事を確認しました。最後にシンクの水回り全体を点検・クリーニングしお客様に確認をお願いすると、手先のスナップで楽々操れるレバー式を前に、早くも気に入られていた様子でした。
水回りの修理や交換はホームセンター等にパーツ類が充実してきている為、技術やノウハウがあれば個人でも出来る様になりました。ただ水栓は種類豊富な上に取り付けがデリケートですし、今回の様に特殊な事情により最適なタイプを探すのが困難な場合もあり、不安があれば無理をせず修理業者に依頼されるのが最善と考えます。
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