林業農家の洗濯の水漏れを解消しました
福岡県嘉麻市は北九州市の南側、筑後地方の静かな田舎町です。美しい山並みに囲まれた空気のきれいなところですが、産業は農業や林業が主体です。2022年の2月初旬に、林業農家から電話がありました。
「洗濯水漏れ」で床が水浸しになっているので、できるだけ早く駆けつけて処理してほしいというリクエストです。万が一の場合に備えて、水道の元栓を閉めておく事をお勧めしました。すぐに農家に駆けつけましたが、到着するまでに30分くらいかかりました。
農家で50代くらいの若い夫婦に出迎えられ、そこで挨拶を済ませ、水漏れの現場に案内してもらいました。ご夫婦の話によると、床が水浸しなのに、どこからその水がやってきているのか分からない。早急に修理して欲しいということです。
洗濯の漏れは何度も経験していますが、漏水箇所を特定するのが難しいです。こんなときには、上から順番に点検していくに限ります。洗濯機の水漏れの原因を調べる作業に取り掛かりました。
まず水道の蛇口には全く異常はありません。蛇口から洗濯機に水を給水する接続部分の継手の緩みを確認しました。こちらも完全に乾燥しており、異常無しと判断したのです。今度は洗濯機の裏側の排水ホースのチェックです。
原因はこの排水管の劣化によるものでした。この管は床に取り付けられているプラスチックの排水溝に接続されています。その部分でもゆるみが見られ、そこから大量の水が流れ出していました。排水管自体にも穴が開いており、そこからのもれが大きいです。
洗濯機の排水をするパイプの老朽化が原因ですが、その先の状態も調べてみました。洗濯機が置かれている洗濯機パンの状況をみたのです。こちらはまだまだ十分に使える状態で、問題がないと判断しました。
さらに排水エルボに接続している排水管の確認をしましたが、水の流れは良好であると判断ができました。現場で確認できた状況をご夫婦に丁寧に説明しました。
排水ホースが劣化しているので新しいものに交換しなければならないことを申し上げました。その時に、材料費と施工の料金をお知らせしましたが、その場で笑顔で了承して下さいました。
新品のホースに取り替えたら、水漏れは全く見られなくなりました。ご夫婦は「洗濯の漏れだけはやっぱりプロに診てもらうのが一番だね」とおっしゃいました。その言葉を聞いて、私共水道修理業者も大変嬉しかったです。
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