福岡市城南区のお宅で室内洗濯機のつまりを解消
「洗濯つまりが酷く、頻繁に洗濯機がエラーを起こし脱水が停止する。底の方を見ると受け皿から水が溢れそうになっており、何とかして欲しい・・・」そんな緊急の依頼を受けたのは、盛夏がようやく終わりを告げ始めた9月初旬でした。
聞くとお客様は福岡市城南区の別府駅近くにお住まいがあるとの事。以前同じエリアに修理に伺った事もあって土地勘があり、急いで車で向かったところ事務所から20分程で到着出来ました。お客様のお宅は別府駅から南に300メートル程下った住宅街の中。レンガ風の外壁が美しい2階建て住宅の中に案内されると、玄関から入ってすぐの洗濯スペースに問題のドラム式洗濯機が鎮座していました。
洗濯機は完全に停止しているが、台の中にはまだ排水が溜まっており、抜けてゆく気配もありません。詳しく伺うと今朝の洗濯時に完全に止まってしまい、脱水も洗濯も不可能となってしまった様でした。排水口に直結したホースやトラップを取り外し確認したところ、こちらは特に問題は無し。つまりの様子から見て、排水口奥の配管部分に洗剤や髪の毛等の洗濯汚れが溜まり排水管を塞いでしまったのは間違い無く、これらの破砕・除去を目的にワイヤーブラシの挿入と業務用洗浄剤の投入を提案させて頂きました。
室内洗濯スペースの排水管は洗面台やキッチン同様、下水方面からの悪臭をシャットアウトする為上部がS字型に曲がり、そこに一時的に水を溜める仕組みになっています。柔軟なワイヤーブラシを挿入すればきつい曲がりにも上手く対応出来、そこにつまった汚れも確実に破砕・除去出来ます。
洗濯機やホースを一旦取り外し澱んだ排水の中に少しづつ挿入してゆくと、程なくつまりと思われる強い抵抗にぶつかりました。前後左右にストロークさせつつ更に奥へと進めていった結果、30分程で貫通しようやく排水が流れる様になりました。更に除去を進め15分程で完全に滞りが解消。最後は強力な洗浄剤を流して配管全体をクリーニングし、同じく排水周りを綺麗にした洗濯機を元通りに設置して作業は無事完了となりました。
解決に掛かった時間は約80分。お客様立ち合いの元洗濯機を試運転し、問題無き事を確認の上会計とアフターサービスの説明を行いました。全自動タイプの洗濯機は段取りが完全に機械お任せになる分、フィルター清掃等のメンテナンスが疎かになりがちです。定期的なメンテナンスにより防げるトラブルは多く、修理で出費を増やさない為にも心掛けて欲しいものです。
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