福津市のお客様に伺い洗面のつまりと悪臭を同時に解決
そろそろ蒸し暑さが増してくる6月の某日、福岡県福津市に住むお客様より緊急の修理依頼を頂きました。電話口のお客様はかなり困惑されている様で、「洗面詰まりと悪臭が我慢できなくなってしまった」との事。見積次第では即修理を依頼したいとの要望を頂き、早速準備を整え現場へ向かいました。
お客様の住まいはJR東福間駅から程近い閑静な住宅街にある、築10年弱という新しい2階建ての戸建て住宅でした。到着し1階にある洗面所に案内して貰うと、早くもツンと鼻をつく悪臭が漂ってきました。また新しい洗面台の中も頻繁に排水が滞留していた為か汚れが目立ちます。更に詳しく話を伺うと、「全く水が通らないという訳では無いが、抜けが良く無く勢い良く出すとたちまち水が溜まってしまう。また水が引いても生臭い臭いが漂ってきてどうにもならない」との事。洗面台下の排水パイプが悪さをしていると直感し、了承を得た上で調べさせて貰いました。
洗面台直下の開き戸を開けギュッと詰まった荷物を全て出すと、S字に曲がった特徴的なパイプが姿を現しました。これは「Sトラップ」と呼ばれるもので、使用時以外はあえてこの部分に排水を溜める事により下水からの空気の通りを遮断し、臭いの逆流を防ぐ様になっています。お客様の話だとそれでも激しく臭うとの事でしたから、詰まりや悪臭の発生源はこれらの部位周辺という事で間違い無いでしょう。洗面所の水回りを隅々まで点検し、やはりSトラップが原因であると判断。交換箇所も限定的だった為見積りも出し易く、また比較的安価で済んだ事もあり、お客様にも快く修理内容に同意して頂きました。
作業は問題のSトラップ部分を一旦取り外し、内部を綺麗に洗浄した後取り付けるというシンプルな工程。簡単に取り外せる部位の為比較的短時間で完了したものの、詰まった水垢や毛クズ等のゴミは大量で詰まるのも致し方無い・・・そんな状況でした。また「悪臭が目立つので奥までしっかり消毒して欲しい」という要望を頂いた事もあり、取り付け後に念の為強力なアルカリ洗浄剤を排水管までしっかり流し、最後に排水口から臭いが生じていない事をお客様自身にご確認頂きました。
依頼前とは比べ物にならない程水がスッキリ通る様になった洗面台や、悪臭が消えた部屋を実感し、不安げだったお客様も大変喜んでおられました。皮脂やシャンプー汚れ、細かな毛等、メッシュトラップでは防ぎ切れず排水パイプに滞留してしまう汚れもたくさんあります。少しでも水の通りが悪いと感じられる様になったら、その都度パイプクリーナー等で洗浄を行い、快適な状態に保つ事をお勧め致します。
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